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初開催となるセンターバックキャンプが終了

2022年12月05日

初開催となるセンターバックキャンプが終了

12月2日(金)から4日(日)にかけて千葉県の高円宮記念JFA夢フィールドで初めて実施されたセンターバックキャンプが終了しました。
今回は全国からU-14年代の選手16名を招集し、ゲストコーチとしてU-21日本代表の羽田憲司コーチを招き、互いに切磋琢磨しながら励みました。
FIFAワールドカップのグループステージ最終戦のスペイン戦の勝利直後に事業がスタートしたこともあり、非常に良い雰囲気で開催することが出来ました。

コーチコメント

本吉剛 選手(JFAコーチ/四国チーフ)
「高い守備力を持ち、ビルドアップの起点になれるセンターバックの輩出」を目標に第1回目のセンターバックキャンプを開催しました。全国から選出された16名の選手たちと3日間のキャンプを実施しました。トレーニングでは毎回テーマを決め、テーマに関するイメージ映像を選手と共有して行いました。1回目のトレーニングは「1対1の守備」、2回目は「ビルドアップ」、3回目は「クロスからの守備」と攻守両面のテーマで行いました。最終日にはストライカーキャンプの選手達とセンターバックキャンプの選手達での合同トレーニングの形をとりました。その中では攻撃と守備で激しい、攻防が見られ、キャンプの成果を確認することができました。初日のオープニングのミーティングでは緊張で硬い雰囲気でしたが、生活を共にし、トレーニングを繰り返すうちにお互いにコーチングの声を掛け合い積極的にプレーする姿が見られるようになりました。ゲストコーチの羽田コーチからはレクチャーで自身のプレー経験を話してもらい、積極的にトライすることの大切さを伝えてもらいました。キャンプに訪れてくれた宮市亮選手と香川真司選手からはトップレベルでプレーするための意識や継続して取り組むことの大切さ、対戦して苦戦したディフェンスの選手などを話してもらい、選手たちにとってとても貴重で学ぶことの多い時間になりました。
オフザピッチではセンターバックとしての守備の戦術についてのレクチャーや選手自身が自己分析し、記入したシートをもとに個人面談を行い、自身のストロングポイントと課題の把握を行い、今後、どうやって自分を高めていくかを話し合いました。トレーニングを重ねるにつれて、ポジショニングが良くなり、ボールを奪う意識が高まり、激しくプレーする選手を間近で観ることで、改めてこの年代の選手達への刺激や意識させて取り組ませることの重要性を実感しました。このキャンプに参加した選手達がこの期間だけでなく、自チームに帰ってもキャンプで学んだことを忘れず、切磋琢磨し、ステップアップしていくことに期待しています。

本事業を開催するにあたり、選手を派遣してくださいましたチーム関係者の皆様、保護者の皆様、サポートプレーヤーとしてご協力いただきました日本体育大学柏高校、市立船橋高校、習志野高校、八千代高校、東海大学付属市原望洋高校、松戸馬橋高校、船橋北高校、柏南高校、成東高校、長狭高校、東海大市原望洋高校の皆様、この場をお借りしまして御礼申し上げます。ありがとうございました。

ゲストコーチコメント

羽田憲司 コーチ
今回センターバックキャンプ初開催ということで、自分自身すごく楽しみにしていました。期間中は対人、ビルドアップ、クロス対応のトレーニングをサポートしました。最初は遠慮がちだった選手達も、時間が経つにつれ積極的になり、たくさんトライしてくれました。短い時間でのトレーニングでしたが、その中でも変化・成長する選手達が何人もいました。このキャンプの経験を自チームで生かしてもらい、今後また成長した姿を見せてくれるのを期待しています。自分自身も指導の大切さを改めて感じられる充実したキャンプになりました。ありがとうございました。

選手コメント

吉田遥翔 選手(スプレッドイーグル函館FC)
全国から集まったレベルの高いセンターバックという同じポジションの選手、そしてサポートで来て下さった高校生の選手と一緒にプレーすることができ、たくさんの刺激を受けました。そして改めて、自分の課題を見つけることができました。この機会を活かし、自分の武器を見つめ直し、さらに磨きをかけていきたいです。羽田さんのお話にあった『センターバックはどんな相手だろうと自分を強く大きく見せることが大事』とおっしゃっていた通り、自分もどんな相手にも強く、リーダーシップを発揮し、チームの要はもちろんトップクラスのセンターバックを目指していきます。今回、関わってくださった全てのコーチ、スタッフ、選手に感謝し、常に上を目指し日々努力を重ねていきたいです。

米湊勇弥 選手(サガン鳥栖U-15)
今回はセンターバックキャンプということで、専門的な知識を学び自分の成長のためになるものが多くありました。高校生とトレーニングする中で、身体的に上回る相手にどう戦うか、どれだけいい準備をするか、頭を使ってプレーすることがどれだけ大切か改めて感じました。その中でも自分の武器を発揮し通用する場面もあり、課題も見つけることが出来ました。また、香川選手と宮市選手の話を聞いて、世界で何が求められるのか、中学年代に何をやっておけばいいかなど、とても貴重なことを教えて頂きました。来年には世代別日本代表が立ち上がるので、この経験を活かしさらに成長していきたいと思います。

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