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2016年度JFA第6回理事会を開催
2016年05月19日
日本サッカー協会(JFA)は本日(5月19日)、理事会を開催しました。
理事会では、地震で甚大な被害を受けた熊本県に対し、義援金として500万円を寄付すること、また、熊本県サッカー協会(熊本県FA)の事務所が地震被害を受けて移転を余儀なくされていることから、それにかかる費用として、47FA基盤強化支援金から追加で500万円の支援金を拠出することを決めました。
一方、南米エクアドルで発生した地震(4月17日)で被災した地域の復興支援として、エクアドルサッカー協会に2万USドルを寄付することも承認されました。
なでしこジャパンについては先月、高倉麻子新監督の就任会見を行いましたが、同コーチに、これまで高倉監督の下でU-20日本女子代表、U-17日本女子代表のコーチを務めてきた大部由美さんが就くことも決まりました。
また、今年11月にパプアニューギニアで開催されるFIFA U-20女子ワールドカップに先立ち、パプアニューギニア協会から同国で開催する国際親善試合に日本を招待したいという申し入れがあり、2016年の新規事業として追加することが承認されました。U-20日本女子代表は5月24日にU-20パプアニューギニア女子代表と、同27日にU-20アメリカ女子代表と対戦する予定です。
前回の理事会後にお伝えした通り、今年3月、『2016/2017競技規則』の大幅に改正されました。国際大会では、6月以降のFIFA主催の大会、8月のリオデジャネイロ・オリンピック、9月から始まるFIFAワールドカップ最終予選で新しい競技規則が適用。J1リーグでは、7月2日から開幕するセカンドステージ第1節からとなります。
なお、JFAではより多くの人々に大きな変更点について知っていただくため、明日からJFAの公式Webサイトに映像をアップし、わかりやすく解説することにしています。是非、ご覧ください。
そのほか、今年12月に開催されるFIFAクラブワールドカップに向けて、JFA実行委員会が設置(委員長/田嶋幸三JFA会長)することが決定。また、「FIFAフットサルワールドカップ2020日本招致委員会」も立ち上がることになり、委員長に小倉純二最高顧問が就任しました。今後の招致活動については、8月に署名済みの開催契約書および招致ブックをFIFA(国際サッカー連盟)に提出する予定です。開催国は、今年の12月に行われるFIFA評議会で決定します。
また、今理事会では、5月にメキシコシティで行われたFIFA評議会、総会に出席した田嶋幸三会長から会議の報告がありました。
総会では、「FIFA Forwardプログラム」を導入することが決定、各加盟協会に4年間で500万USドルの支援金が支払われることになりました。また、初の女性事務総長としてセネガル国籍のファトム・サムラさん(54歳)を登用することが承認されました。サムラさんは現在、国連に勤務しており、6月に正式にFIFA事務総長として就任する予定になっています。
ほかには、「FIFAレジェンドプログラム」と称して男女の元トッププレーヤーらを起用したイベントやフォーラムなどを開催することも決定。彼らの知名度や経験値を有効に活用し、サッカーの普及や発展につなげていきます。なお、日本からは元日本代表の中田英寿さんが選ばれています。
そのほか、コソボとジブラルタルが新たなFIFAの加盟協会として承認され、FIFA加盟国は211カ国になったこと、FIFAの倫理委員会の委員に原秋彦JFA監事が選出されたことなどが報告されました。