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2016年度JFA第8回理事会を開催
2016年07月14日
日本サッカー協会(JFA)は本日(7月14日)、理事会を開催しました。
本理事会では、日本女子フットサルリーグの設立について協議され、承認されました。
但し、今年は年度途中であることから、同リーグのプレ大会を10月9日から来年1月15日に開催することとしました。プレ大会は宮城のゼビオアリーナ仙台、愛知のテバ・オーシャンアリーナ、静岡のエコパアリーナ、浜松アリーナを会場に、セントラル方式による 1 回戦総当たりリーグ戦の形式で実施。参加チームは、SAICOLO(埼玉)、府中アスレティックFCプリメイラ(東京)、バルドラール浦安ラス・ボニータス(千葉)、丸岡RUCKレディース(福井)、Futsal Clube UNIAO Ladies(愛知)、arco-iris KOBE(兵庫)の6チームで、入場料は無料です。
フットサル関連ではこのほか、サッカーチームフットサル登録制度について、適用範囲を大学チームまで拡大することが決定しました。これにより、同一大学の学生で構成される第1種の登録チームの登録種別のまま、フットサルの大会に出場することができます。対象となる大会は、JFA主催の全日本大学フットサル大会、日本フットサル連盟(JFF)主催の地域大学フットサルリーグ(ただし、全日本大学サッカー連盟加盟チームに限る)です。
日本のフットサルの底辺の拡大やトップレベルを強化し、2020年のFIFAフットサルワールドカップの招致活動を後押ししていきます。
また、医学委員会の傘下に「Basic Life Support(BLS)プロジェクト」(BLS:救急隊や医師に引き継ぐまでの間に行う一次救命措置)を設置することも決まりました。具体的には、CPR(心肺蘇生法)の実践とAED(自動体外式除細動器)の使用方法を習得できるような機会の創出、脳震とうや熱中症を起こしたときの対処などを検討しています。プロジェクトは、順天堂大学浦安病院の救急診療科 ・救命救急センター長の田中裕先生をリーダーに、命の重要性、そしてそれを皆で守ることの必要性を啓発するとともに、全国各地で BLS ライセンス講習会を受講できるよう準備を進めていきます。医師や看護師、トレーナー等の医療従事者に限らず、指導者、審判員、選手、保護者等選手の身の回りにいる方々に対しても積極的に参加を呼びかけていきます。
審判関係では、地域審判トレーニングセンターを再構築することが承認されました。地域/47FAの審判育成環境をさらに充実させることが目的です。
具体的な施策は、①審判インストラクターのレベルアップ、②地域レフェリーアカデミーの新設と、有望な若手審判員の発掘と強化、③2級審判員の育成・強化です。また、審判指導と審判事業運営を担う審判デベロプメントオフィサー(RDO)を2017年から順次、各地域に置き、19年には9地域全てに配置。JFAと地域・都道府県間で双方向での情報共有を図りながら、優秀なレフェリーの輩出を目指していくことになります。
このほか、9月2日から11日までの期間を「JFAリスペクト・フェプレーデイズ2016」と定め、国内で開催する各種大会等においてリスペクト活動を展開するとともに、9月3日にJFAハウスで「リスペクトシンポジウム」を開催することが決定。田嶋会長の基調講演とともに、リスペクトアウォーズ2016表彰式、パネルディスカッションを実施することになっています。
また、JFAエリートプログラムにおいて9月14日から20日の7日間、U-13年代のエリートチームのスペイン遠征を実施することも決まりました。
U-13エリートは、この間にマドリードで開催されるU-13 Madrid Football Cup Alcobendas Edition大会(9月16~18日)に出場し、スポルティング・リスボン(ポルトガル)、ラーヨ・バジェカーノ(スペイン) 、FC ノーシャラン(デンマーク)、ニューヨーク SC(アメリカ)と対戦します。
また、理事会後には、第1回のアドバイザリーボードが行われました。