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2016年度JFA第10回理事会を開催
2016年10月20日
日本サッカー協会(JFA)は本日(10月20日)、理事会を開催しました。
理事会ではまず、フットサル日本代表監督について協議され、スペイン出身のブルーノ・ガルシア氏の就任が承認されました。ガルシア氏は長くスペインのフットサルクラブチームで指揮を執ってきましたが、2013年にフットサルペルー代表監督に就任。2014年にはフットサルベトナム代表の監督に就き、先のFIFAフットサルワールドカップでベトナムをベスト16に導く手腕を発揮しました。今年4月に愛知で開催した国際親善試合では、日本もガルシア監督率いるベトナムと対戦しています。
フットサル日本代表はガルシア新監督の下、2017年11月に行われるAFCフットサル選手権予選(EAST ZONE)に向けて強化を進めていきます。
また、「なでしこvisionの実現に向けた女子サッカー発展のためのマスタープラン」(5月24日発表)を踏まえ、国民体育大会サッカー競技の「少年女子(U-16)」創設に向けて本格的に取り組むことも決まりました。
女子サッカーの場合、中学生年代(U-13~15)で登録数が大きく減少することが長年の課題に挙がっており、女子委員会は、国体の「少年女子(U—16)」のカテゴリーの創設をマスタープランの施策の一つに掲げていました。国体の正式競技として「少年女子」が認められれば、各都道府県サッカー協会のサポートが受けやすくなり、女子選手の増加につながることが期待できます。今回の理事会の承認を受けたことでJFAは、国体の少年女子U-16創設に向けて、日本体育協会との本格的な交渉に入ることになります。
天皇杯全日本サッカー選手権大会(以下天皇杯)の基本方針についても協議され、これまで「前年度のJ1、J2のチーム」としていた出場チームを「開催年のJ1、J2チーム」に変更することが決まりました。
2017年以降の天皇杯の基本方針については昨年6月の理事会で協議しており、開幕時期を4月に移行すること、決勝を元日に開催すること、出場チームは現行通り88チームとし、7回戦制で、1回戦で47都道府県の代表チームとベストアマチュアチームが対戦し、2回戦からJ1、J2チームが出場すること、AFC アジアチャンピオンズリーグ(ACL)出場チームのシード枠を廃止されることなどが決まっていました。
また、9月10日からコロンビアで開催されたFIFA フットサルワールドカップ2016の3位決定戦で第2審判を務めた小崎知広国際審判員に表彰状を授与することも承認されました。JFAは2012年以降、国際大会の順位を決する試合で審判を務めた審判員を表彰しており、小崎国際審判員の表彰は、2012年のFIFA U-20女子ワールドカップ決勝で第4の審判員を務めた佐藤奈美さん、同年U-17女子ワールドカップ決勝の第4の審判員を審務めた深野悦子さん、同年フットサルワールドカップ準決勝の第2審判を担当した宮谷直樹さん、また、2015年1月の理事会で承認された西村雄一さん、相樂亨さん、名木利幸さんに続いて7人目となります。
そのほか、「BLS(Basic Life Support:一次救命処置)プロジェクト」の活動の一環として、JFAと都道府県サッカー協会(47FA)で「スポーツBLSライセンス講習会(仮称)」を開催すること、FIFA U-17ワールドカップ インド 2017の出場権を獲得したU-16日本代表の強化のため、今年の新規事業として10月末から4日間、大阪のJ-GREEN堺でトレーニングキャンプ(大阪・)を実施することなども承認されました。
また、ハリルホジッチ監督をはじめとする代表チームスタッフによる寄付があり、熊本地震義援金として 690,000 円を追加で熊本県に寄付することが報告されました。これにより、これまでJFAが熊本県に寄付した義援金の合計金額は32,173,949円となります。
各協議事項、報告事項はこちらをご覧ください。
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