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JFAサッカーファミリータウンミーティング、鹿児島県で開催
2017年06月13日
日本サッカー協会(JFA)が全国の47都道府県サッカー協会と共同で実施している「JFAサッカーファミリータウンミーティング」が10日(土)、25番目の開催地として、鹿児島県鹿児島市で開催されました。
JFAサッカーファミリータウンミーティングは、サッカーの現場、フロントラインで活躍する皆さまを応援し、支援するサッカー協会であるという方針のもと、今後の日本サッカー界発展のために、現場からさまざまな声を直接お聞きし、意見交換を行うものです。
ミーティングには147名のサッカーファミリーにご出席いただき会場はほぼ満席という盛況の中、西原一将鹿児島県サッカー協会会長の挨拶でミーティングがスタート。
続いて「日本サッカーの発展に向けて ~サッカーファミリーの皆様とともに~」をテーマに、田嶋幸三JFA会長より参加者に向けプレゼンテーションが行われました。田嶋会長は、JFAの存在意義と責任、各種日本代表の最近の活動報告、今後JFAとして、女子の登録を増やし、男女との比率をドイツなみの7:3(男子:女子)を目指していくことや、指導面では実際の映像を見せながら球際やパススピードの強さを改めて強調していくこと、さらにグラスルーツや障がい者サッカーへの支援などに精力的に取り組んでいくことを出席者に説明しました。
その後は質疑応答として、出席者からご意見、ご質問を募りました。
特に鹿児島においては、全国1位の離島人口(鹿児島県HPより)という事情から離島対策についてのご意見が多くみられ、また昨年J3入りした鹿児島ユナイテッドへの今後への期待、新スタジアム建設についてなど、様々なご意見やご質問をいただき、田嶋JFA会長や西原鹿児島FA会長がそれぞれ丁寧に回答しました。
主な意見、要望、質問など
・Jリーグの話題が少なくなっていると感じていること
・障がい者サッカーへの支援の方向性について
・指導者S級ライセンス講習会の受講について
・指導者のレベルアップへ向けて、先を見据えた取り組みへの期待
・試合における保護者による過度な口出しや介入への取締りについて
・個人(登録選手)情報のウェブサイトへの掲載について
・審判へのリスペクト、待遇改善
・子供たちがトップレベルの試合を観戦しやすい環境づくり
・地方自治体と連携したグラウンドの芝生化・環境整備の推進
・Jクラブライセンスに障がい者サッカーチーム保持の要件について
・週末の試合数制限の緩和、リーグ戦の趣旨
・離島対策(支援)について(指導者講習会や審判講習会の実施)
・代表チームの歯科医同行について
・新スタジアムについて(市立吹田サッカースタジアムの事例)
・ACL浦和対済州戦における、乱闘騒ぎと制裁について
・専門知識を持った指導者やドクターの配置の義務化
今後の開催日程
6月17日(土) | 茨城県鹿嶋市 |
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7月1日(土) | 山梨県昭和町 |
7月8日(土) | 島根県松江市 |
7月9日(日) | 奈良県奈良市 |
JFAサッカーファミリータウンミーティングは、全47都道府県にて実施する予定です。
コメント
参加者コメント
昨今のJリーグのサポーターが絡む問題行動には心を痛めています。我々もこうした状況を自分たちの問題として捉え、後発クラブならではの利点を活かし、「老若男女、皆が笑い、楽しめるスタジアム・サポーター席づくり」を目指して頑張っていきます。可能であれば県協会の方でもこうした「タウンミーティング」のような会を開いてほしいです。
参加者コメント
サッカーをやろうにも、ボールを蹴れる場所がありません。今の世の中、何かで使われているなど、決まった場所でできないと、ボールを持ってうろうろさまよう子どもたちを見かけます。今は公園ですらボール持ち込み禁止のところがほとんどです。サッカーは野球と違ってボールがあればどこでもできるスポーツと聞いています。行政とも相談して「ボールを蹴れる場所」を増やしていただきたいと思います。
参加者コメント
電動車椅子サッカー「NanchesterUnited鹿児島」の者です。今日はサッカーファミリーのたくさんの皆さんの声が聞けて、とてもステキな時間となりました。夢があるから強くなる!私も夢を与えられるような選手になりたいと思います。
サッカーファミリータウンミーティング
JFAはサッカー現場、フロントラインで活躍する皆さまを応援し、支援するサッカー協会であるべきという方針のもと、今後の日本サッカー界発展のために、皆さまから様々な声を直接お聞かせいただき、意見交換を行うミーティングです。
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