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JFAサッカーファミリータウンミーティングを茨城県で開催
2017年06月20日
日本サッカー協会(JFA)は6月17日(土)、全国の47都道府県サッカー協会と共同で実施している「サッカーファミリータウンミーティング」を茨城県鹿嶋市で開催しました。
サッカーファミリータウンミーティングは、サッカーの現場、フロントラインで活躍する皆さまを応援し、支援するサッカー協会であるという方針のもと、今後の日本サッカー界発展のために、現場からさまざまな声を直接お聞きし、意見交換を行うものです。
第26回目となったこの日は、指導者や審判関係者、波崎高校のサッカー部員、鹿島アントラーズのサポーターなど約70名のサッカーファミリーに出席していただきました。
茨城県サッカー協会海野透会長のご挨拶から会をスタートさせると、続いて田嶋幸三JFA会長より日本サッカーの歩みや現在抱えている課題、目指しているものについてプレゼンテーションを行いました。その後は出席者からご質問やご意見を募り、海野透茨城FA会長、大和田健茨城FA専務理事とともに田嶋幸三JFA会長、岩上和道JFA事務総長が参加者からの問いに答えていきました。小学生年代のリーグ戦に関する質問から、芝生化における自治体への働きかけ、試合開催時のテロ対策についてなど質問は多岐にわたり、予定時間をオーバーするほどでした。
タウンミーティングの最後には、茨城県キッズ委員会より、4種年代の減少に関するプレゼンテーションが行われました。2014年から2016年までの2年間で823名の登録者の減少があったことを受け、茨城県ではキッズフェスティバルなどキッズに向けた活動を拡大させています。フェスティバルやキッズリーダー講習会、ユースキッズリーダー養成に取り組むことで4種登録増加を目指すと説明し、参加者の理解を求めました。
2019年に国体を控え、2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会のサッカー競技では茨城県立カシマサッカースタジアムが会場候補となっている茨城県。田嶋会長が「鹿島アントラーズや水戸ホーリーホック、ジョイフル本田に大学、少年団と伝統あるチームが県内にいくつもあり、理想的な県であると同時に、世界にサッカーの魅力を発信できる県」と述べると、海野会長は「スポーツを通じてより健康的な社会、人が育つよう貢献し、競技力を高めることで世界での日本の立ち位置を高めたい」とコメントしてタウンミーティングを締めくくりました。
主な意見、要望、質問など
・過疎化した地域について
・水戸ホーリーホックのホームスタジアム収容人数・改修について、J1ライセンスの妥当性について
・合宿地や大会開催、フットボールセンターなどの誘致とまちづくりについて
・芝生化における自治体への働きかけ推進について
・子どもたちのスポーツ離れ、小さい子どもたちへの接し方について
・テロ対策、セキュリティ強化について
・4種(小学生)年代における一人審判の是非について
・4種リーグ戦における長距離移動による負担、過密日程について
・U-10など選手数が少ないチームが合同で活動することについて
・指導者へのバックアップについて
・サッカーの魅力について。サッカーに関心のない一般層をどう囲い込んでいくか
今後の開催日程
7月1日(土) | 山梨県昭和町 |
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7月8日(土) | 島根県松江市 |
7月9日(日) | 奈良県奈良市 |
JFAサッカーファミリータウンミーティングは、全47都道府県にて実施する予定です。
コメント
参加者コメント
テロ対策についての回答、ありがとうございました。この悪い情勢が続くと「サッカー観戦は危ない」と思われかねないと危機感を感じています。サッカーファミリーとして、ともにテロリズムに立ち向かいましょう。
参加者コメント
4種の方の実情を聞くことができ、問題意識を持つことができました。指導者養成の場に活かしたいと思います。
参加者コメント
障がい者サッカーについて、これほど多くの種類があり、たくさんの方々がサッカーに取り組んでいることを初めて知りました。田嶋会長が意見交換で真摯に話を聞いてくださり、ご発言されている姿が印象に残りました。
サッカーファミリータウンミーティング
JFAはサッカー現場、フロントラインで活躍する皆さまを応援し、支援するサッカー協会であるべきという方針のもと、今後の日本サッカー界発展のために、皆さまから様々な声を直接お聞かせいただき、意見交換を行うミーティングです。
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