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新たなパートナーシップ制度、価値共創活動推進に向けたパートナー企業とのワークショップを開催
2023年05月16日
日本サッカー協会(JFA)は5月11日(木)、今春に刷新した新たなパートナーシップ制度「JFA PARTNERSHIP PROJECT for DREAM」でコンセプトとして掲げている「価値共創活動」の推進に向け、パートナー企業と共に初めてのワークショップを開催しました。会場の高円宮記念JFA夢フィールドには各社から合わせて約40名の方々にお集まりいただき、交流や意見交換を行いました。
第一部ではパートナー企業の参加者に加わり、スペシャルゲストとして元SAMURAI BLUE(日本代表)の福西崇史さん、坪井慶介さん、播戸竜二さん、元なでしこジャパン(日本女子代表)の海堀あゆみさん、原菜摘子さんがウォーキングフットボールをプレーし、パートナー企業の皆様との交流を深めました。
続く第二部ではJFA専務理事の宮本恒靖より、新しい日本代表のスローガン「夢への勇気を。」や今回のパートナーシップ制度にかける想いをお話し、パートナーシップ制度の概要や、JFAが考える価値共創活動のコンセプトである『三方良し』についても説明。また海外の事例も共有しながら、事前のアンケートで要望の多かった取り組み後の効果測定方法など、今後の活動推進につながる情報を参加者で共有しました。また第二部からは北澤豪さんも参加し、グループディスカッションも行いました。
コメント
キリンホールディングス株式会社 マーケティング戦略部 泉伸也 様
JFA、有識者、そして各パートナー企業全員が、サッカーの持つ人と人を結びつける力を実感し、サッカーを通じた社会課題解決に向けてOne Teamになった記念すべき日だったと思います。JFAとの価値共創は、社会的価値の創出、サッカーファミリーの拡大はさることながら、パートナー企業にとっても、企業姿勢を示すことができる重要な企業アクションとなります。世界のCSV先進企業を目指すキリンとしても、JFAとの価値共創によりさらなる可能性が広がりますし、今年でサッカー応援45年目を迎えるパートナーとして価値共創による社会課題解決は使命だと考えています。昨今の情報化社会、何事も本質が問われる時代だからこそ、表層的なものではなく、なぜ取り組むのか、何を届けたいのか、JFAと共に心の底から実現したいヴィジョンを掲げ、サッカーを通じて人と人、人と社会をつなぎ、日本中に笑顔の連鎖を生み出していきます。
株式会社みずほフィナンシャルグループ 安藤竜介 様
第一部では、初めてウォーキングフットボールを体験しました。改めて、だれでも気軽に、そして楽しく参加できるスポーツであることが身をもって体感できました。パス交換する時にお互いの名前を呼び合うなどの工夫により、自然とチームの交流も深まり、初めて会った人ともいつの間にか打ち解けていました。これはサッカーの持つ大きな魅力であり、可能性だと感じています。第二部では、そんなサッカーの持つ可能性に期待しているパートナー企業同士で、率直な意見交換を行うことができました。サッカーを通じたSDGs貢献においては、単独での取り組みでは成しえないことも多くあります。その時に、同じ想い持ったパートナー同士、そしてJFAと連携する意義は極めて大きいです。単なるアクティベーションだけでなく、サッカーを通じていかに社会や地域に還元していくか、改めてその想いを強くした1日になりました。
株式会社モルテン 堀尾祐司 様
今回のワークショップに参加することで「JFA PARTNERSHIP PROJECT for DREAM」を深く理解することができました。特に「価値共創」については、海外の先行事例を知れたことで今後の取り組み方について具体的にイメージすることができ、また社会的インパクト(SROI)と効果測定の説明では、数値化が難しい活動内容を定量的に評価可能であることを知り、非常に興味深い内容でした。グループワークでは各パートナー企業と意見交換をすることで、共通の課題や悩みがあることに気づきました。その課題を解決するために各企業のリソースを活用できないかと話し合えたことで、共創についてのヒントを得られました。今後は、今回のワークショップをキックオフとして、JFA・各パートナー企業と価値共創の活動を実現化させ、社会課題を解決していきたいです。
デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社 里崎慎 様
私はウォーキングフットボールから参加させていただきつつ、後半のセッションでSROIについてお話させていただきましたが、ウォーキングフットボールの生み出している社会的価値について、今回はその価値をまさに体感できたと感じました。たった1回のウォーキングフットボールのゲームで、もう既に何回もミーティングを重ねた後のような関係を構築できたような気がしますし、デスクワークで塞ぎ気味だった気持ちもリフレッシュできる、といった価値を皆さんも実感できたのではないでしょうか。こういった価値はこれまではなかなか可視化されてこず、なかなか共有することが難しかったですが、今後はSROIを活用した座組を一般化していくこと等で、できるだけ多くの人と共有できる状態を皆さまと目指したいと考えています。