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2023年度 JFA第11回理事会を開催
2023年11月10日
日本サッカー協会(JFA)は11月9日、JFAハウスとオンラインで第11回理事会を開催しました。
理事会では、「加盟団体規則」の第8条に記されている登録料(分担金)の取り扱いの変更について審議したほか、現行のJFA・Jリーグ特別指定選手制度に新たにJFA推薦による制度施行要件を追加すること、また、Jリーグと協働した、サッカー露出拡大のための施策などについて審議しました。
「加盟団体規則」第8条の「登録料(分担金)」について、現在は各種別加盟チームの選手ごとに定める方式によって算出された金額が都道府県サッカー協会(47FA)からJFAに納付される仕組みになっています。
2024年度以降、JFAの選手にかかる登録料(分担金)はJFAに納付しないスキームに変更し、その全額を各FAが管理することによってFAが主体的に各種事業に投資できる仕組みを構築することとしました。
JFA・Jリーグ特別指定選手制度は、サッカー選手として最も成長する年代に種別や連盟の垣根を越え、「個人の能力に応じた環境」を提供することを目的に施行しているものですが、特別指定選手に認定された選手が受入先のJクラブに内定することを前提としているため、高校生や大学1~2年生の選手が選ばれにくい状況にあります。
そこで、高いレベルで研さんを積むことで飛躍的な成長が見込まれる、高校生から大学2年生までの年代の選手を「JFA推薦の特別指定選手」に認定してJクラブで活動できるよう、JFA・Jリーグ特別指定選手制度に施行要件を追加することとしました。受入先のクラブは当該選手の生活圏内のクラブを前提とし、同一県内のJクラブとします(複数ある場合は技術委員会で選定)。
これは、“Japan's Way”(詳しくはこちら)に掲げる「16歳や17歳でプロデビューする選手」「10代でSAMURAI BLUE(日本代表)に選出される選手」の輩出を促進することも大きな狙いとしています。
なお、Jクラブのアカデミーチームに在籍する選手はこれには該当しません。
サッカーの露出拡大については昨年10月から、Jリーグ主導で各地域のサッカー協会とJクラブ、各ローカル放送局が連携し、45の都道府県でサッカー応援番組「KICK OFF! ◯◯(都道府県名)」を制作・放送しています。
これは、サッカーの活性化を目的に行っているものですが、今後もより多くの露出を図ることでサッカーへの関心度を高め、各都道府県におけるサッカーの盛り上げや活動の活性化につなげようと、「Jリーグ×JFAサッカー界露出拡大プロジェクト」の下で地方局における放送枠を確保やサッカー専門番組の新設を推し進めてていくこととしました。
そのほか、今年2月の理事会で承認された「アクセス・フォー・オール」の今後の取り組みについて同ワーキンググループの日比野暢子理事から説明がありました。
第11回JFA理事会の詳しい資料は、(こちら)をご覧ください。