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2024年度 JFA第5回理事会を開催 JFA第15代会長に宮本恒靖が就任
2024年03月24日
日本サッカー協会(JFA)は3月23日、同日の定時評議員会で承認された新役員による理事会を開催し、理事の互選により宮本恒靖専務理事が第15代JFA会長に選任されました。Jリーグの元選手、FIFAワールドカップ出場経験者が会長に就任するのは初めてとなります。
副会長には、株式会社西原商会代表取締役社長で鹿児島県サッカー協会(FA)会長を務める西原一将氏が就任し、岡田武史副会長(株式会社今治.夢スポーツ代表取締役会長)と野々村芳和(Jリーグチェアマン)副会長が再任、専務理事には湯川和之事務総長が就任しました。また、WEリーグチェアの髙田春奈氏と筑波大学体育系教授でコナミグループ株式会社社外取締役を務める山口香氏が常務理事に就きました。
新しく理事に選任されたのは、北海道FA副会長の大岩真由美氏とBoost Capital株式会社代表取締役でLINEヤフー株式会社顧問の小澤隆生氏、WEリーグでプレーする川澄奈穂美選手(アルビレックス新潟レディース)、中外製薬株式会社上席執行役員の志済聡子氏、株式会社プラネットプラン代表取締役で公益財団法人日本オリンピック委員会理事、公益財団法人日本バレーボール協会副会長を務める須藤実和氏の5人で、監事の西本強氏(日比谷パーク法律事務所パートナー弁護士、ニューヨーク州弁護士)が理事に就任、河瀬淳氏(千葉県FA専務理事)と田中琢二氏(同志社大学客員教授顧問)が再任されました。
なお、昨年の第7回理事会で決まった「理事会体制と業務執行体制の基本方針」により、理事はこれまでの27人から15人へと大幅に削減されました。また、スポーツ庁の「スポーツ団体ガバナンスコード<中競技団体向け>」に定められている外部理事(25%以上)と女性理事(40%以上)の目標割合を達成しました。
宮本会長は就任にあたり、「この国においてサッカーをもっと大きな存在にしたい」と、選手時代から抱いてきた熱い思いを述べ、活動方針として掲げた8つの方針(①強い日本代表をつくり続ける、②国内コンペティション、リーグを強化する、③キッズ、女子、シニアを重点3領域として扱う、④施策の最適化を図る、⑤サッカーを通して社会課題を解決する、⑥新しい成長モデルを構築する、⑦最適なガバナンスが働く組織を構築する、⑧関連団体とさらなる連携を図る)について説明。その中で、競技面の成果を上げることと女子サッカーの拡大、サッカーの商業的価値の向上について言及し、女子サッカーについては2031年のFIFA女子ワールドカップ招致の意向を示しました。
理事会ではまた、技術、女子、審判の3委員会の委員長と名誉役員も決定しました。
技術委員会委員長には同委員会でユース育成ダイレクターを務める影山雅永が就任、女子委員会の佐々木則夫委員長と審判委員会の扇谷健司委員長は再任となります。その他の委員会は、委員会の再編方針を踏まえて選定することにしています。