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【Match Report】ビーチサッカー日本代表、初戦インドネシアに7-0で快勝 ~AFCビーチサッカーアジアカップタイ2023

2023年03月18日

【Match Report】ビーチサッカー日本代表、初戦インドネシアに7-0で快勝 ~AFCビーチサッカーアジアカップタイ2023

ビーチサッカー日本代表は3月17日(金)、タイ・パタヤで開幕した「AFCビーチサッカーアジアカップタイ2023」のグループステージC組の第1戦でインドネシアと対戦。第1~3ピリオド(P=各12分)を通して得点を積み重ね、7-0で幸先の良い白星スタートとなりました。

今大会は、秋に開催予定の「FIFAビーチサッカーワールドカップ」のアジア予選を兼ねており、現地時間午後6時30分にキックオフされました。

開始2分で日本に先制点が生まれました。

2年前の「FIFAビーチサッカーワールドカップロシア2021」で得点王ランク3位の赤熊卓弥選手が、得意とする豪快なオーバーヘッドキックでゴール右サイドネットを揺らしたのです。

その後、インドネシアのフィジカルを利した抵抗にあい、追加点を奪えないままでいると第1ピリオド終了5秒前でした。日本代表として公式戦初出場となった山田貴仁選手が、右サイドから茂怜羅オズ選手-上里琢文選手と繋がったボールをゴール左サイドで押し込んだのです。

重苦しい雰囲気になりそうな展開の中で生まれた2点目が、チーム全体に活を入れることになりました。

第2ピリオドの6分に赤熊選手がオーバーヘッドで、同9分に大黒柱のオズ選手がループシュートで、そして同11分に山田選手がGKのニアを突き破る強烈シュートを決め、インドネシアを突き放しました。中でもオズ選手のゴールは見どころ満載のシュートでした。

自陣の右サイドでボールをコントロール。味方のピヴォの動きを捉えると「相手のGKが前に出ているのが見えた」(オズ選手)。その瞬間を逃さなかった右足のフロントキックで放たれたループシュートは、きれいな弾道を残しながらゴール左上に吸い込まれました。

5-0で迎えた第3ピリオドの4分でした。チーム最年長プレーヤーである山内悠誠選手のシュートを相手がゴールライン際でかき出そうとしますが、これがゴールラインを割り得点が決まります。これでインドネシア選手たちの足が止まり、その1分後にオズ選手がFKを豪快に決めて7点目。このまま試合が終了し、アジアカップ制覇を目標に掲げる日本代表は、完勝スタートを飾りました。

試合に先立ち、松尾那緒弥選手の「100試合出場セレモニー」が行われ、背中に「100GAMES」と入った特別仕様のユニフォームが贈呈されました。

日本代表の第2戦は中国代表との対戦となり、19日(日)現地時間午後6時30分キックオフ(日本時間午後8時30分)です。

監督・コーチ・選手コメント

茂怜羅オズ 選手兼監督
試合自体は最初から最後まで日本のペースで戦うことができたと思います。しかし、もっと(攻守ともに)スピードを上げることができていたら、さらに良いリズムが生まれていたかな、と思います。ピヴォの3人がゴールを決めてくれたのは良かったと思います。しかしアラ、フィクソはスピードが足りていなかった。(自分の決めた第2ピリオドのループシュートは、ループが好きなので入ってくれて本当にうれしかったです。次の中国戦は、今日の課題を修正して勝ちにいきたいと思います。

田畑輝樹 コーチ
勝利という結果には満足していますが、納得のいかない試合でした。自分たちのペースと言えばそうでしたが、やはり動きの質だったり、得点の場面だったり、選手たちはもっともっとやれると思っています。その点で内容としては満足のいくものではありませんでした。インドネシアは、フィジカルが持ち味のチームと事前に分かっていましたので、チームとして事前に準備はしていました。試合後の選手たちに「次の試合はもっとアップさせて決勝まで勝ち進んで行こう」と話して気持ちを引き締めました。

宜野座寛也 GKコーチ
柴本(慎也)と河合(雄介)を上手く使い分けることができました。柴本は「2-2」の戦術の時に、河合は「3-1」の時に起用しました。2人とも自信がついたと思います。今のビーチサッカー界は、GKが「ゴールキーパー」ではなくて「フィールドプレーヤーの一人」として運動量なども求められるようになり、どんどんスタイルを変えていかないといけません。柴本と河合は切磋琢磨しながら頑張って欲しいと思います。GKコーチとしてチーム全体をサポートしていきたいと思います。

GK #12 柴本慎也 選手(東京ヴェルディBS)
自分は緊張はあまりしないタイプなので、代表として公式戦初出場・初先発もいつものように緊張しないでプレーできました。先発というのは嬉しかったです。「よし、やってやろう」という気持ちで試合に臨みました。点を取りたかったですが、クロスバーを直撃したり惜しいシュートが何本かありました。シュートを積極的に打っていくことで相手選手を引き付けることができ、シュートを打つと見せかけてパスを出すこともできます。

FP #8 松尾那緒弥 選手(アヴェルダージ熊本BS)
私自身、ワールドカップに4回も出させてもらったり、こんなに長く代表を続けられるとは考えてもいませんでした。最初のワールドカップ出場の時に憧れの人と一緒にプレーできて感激したことを思い出しました。代表に入っていた時、外れていた時、いろいろな人に支えられました。今日の試合では、チームのみんなが『ゴールを決めさせてやろう』としてくれていましたが、なかなか決め切れなくて悔しいのひと言です。でも『何だか自分らしいな』とも思いました。

YouTube(AFC):#ACBeachSoccer Thailand 2023 | Japan 7 - 0 Indonesia

AFCビーチサッカーアジアカップタイ2023

大会期間:2023年3月16日(木)~2023年3月26日(日)

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