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フットサルA級コーチ養成を担うインストラクター研修会を開催
2017年04月14日
フットサルA級インストラクター研修会を4月9日(日)から11日(火)の3日間、東京都のJFAハウスとミズノフットサルプラザ千住で開催しました。この研修会は2017年度に新設されるフットサルA級コーチ養成講習会のインストラクターを養成するためのものです。
フットサルA級ライセンスで目指すコーチ像は、「日本のトップレベルで活躍できる指導者」「フットサルC級、B級で学んだ基礎知識を発展・応用できる指導者」であり、日本のフットサル指導者のリーダーとしてJFAの強化方針、指導者養成方針を理解し、さらに推し進めていくことができる指導者です。
研修会は小西鉄平JFAフットサルテクニカルダイレクターと、ブルーノ・ガルシア フットサル日本代表監督が講師となり、講義と指導実践でフットサルA級のカリキュラムにおけるポイントを学びました。
フットサルA級コーチ養成講習会は今年、4月から11月にかけて前期(5日間)・中期(5日間)・後期(5日間)に分けて行われ、計23名のフットサルA級ライセンス指導者を養成する予定です。
講師コメント
小西鉄平 JFAフットサルテクニカルダイレクター
いよいよフットサルA級ライセンスがスタートします。このライセンスは日本のフットサルライセンスの最上位にあたり、将来はFリーグのコーチングスタッフや日本代表コーチングスタッフに求められることになります。フットサルA級講習会でインストラクターを担当する在原正明インストラクター、前川義信インストラクター、阿久津貴志インストラクターと、鈴木隆二フットサル日本代表コーチ、小森隆弘サブテクニカルダイレクターが研修会に参加しました。講師はフットサル日本代表のブルーノ監督です。非常にレベルの高い要求を受け、全員で素晴らしい研修会にすることができました。また実技役として、湘南ベルマーレフットサルクラブの選手と東急スポーツシステム株式会社のスタッフのみなさんにご協力いただきました。本当にありがとうございました。
参加者コメント
在原正明 JFAフットサルインストラクター
今年度より新設されるフットサルA級コーチ養成講習会の実施に向けたインストラクター研修会が開催されました。フットサル日本代表ブルーノ監督をメイン講師に迎え、実際に現在の日本代表チームで用いられているゲームモデルを題材に、フットサルの様々な側面についての講義や実技シミュレーションを行いました。内容は、プレス回避、特殊局面、速攻といった実際のゲーム状況の分類、定義づけにはじまり、それらの状況で運用される多岐にわたるプレーシステムの総体としてのゲームモデルを、実際にチームへどのような戦術的プランニングをもって浸透させていくかというものでした。準備されたコーチとなるために、非常に重要な側面へと到達する、とてもよく体系化された内容でした。今回の研修会を通じて、日本代表の取り組みや、日本代表のようなリアリティのある環境で成功を収めた一つのモデルを共有し、私たちインストラクター自身も日本代表強化の短・中・長期戦略プランと指導者養成との連携の重要性が更に高まっていくことを強く意識する機会となりました。フットサルA級講習会を受講する皆さまには、各地域のリーダーとなり、情報の発信源という役割を担ってもらうことが期待されています。