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フットサルGKキャンプにおいてリフレッシュ研修会を開催
2018年04月10日
フットサルGKキャンプ西日本が行われた4月7日(土)~8日(日)の2日間、リフレッシュ研修会が大阪府大阪市のマグフットサルスタジアムで併催されました。本研修会は、フットサルGKキャンプでのトレーニング見学や講義・実技を通じて、フットサル日本代表のプレーモデルをベースとしたGKトレーニングのコンセプト、トレーニング方法、指導方法を学ぶことにより、自身の指導に活かせる見識を得ることを目的としております。今回の研修会ではフットサル日本代表の内山慶太郎GKコーチとシュライカー大阪の定永久男GKコーチが講師となり、受講者は北は北海道、南は鹿児島から、GKの指導者をはじめフィールドの指導者やサッカーの指導者など24名が参加しました。
初日の講義では、フットサルのGKの基本技術に関してフットサル日本代表の映像を用いながらレクチャーがされた上で、複数のグループに分かれてGKのプレーを分析するグループワークが行われました。
選手のトレーニングの見学では、トレーニングの目的と設定の狙いは何か、両GKコーチがどのポイントをどのように指導しているか、それに対して選手がどう反応し変化しているか、など前のめりになってメモを取りながら観察していました。その後の実技では実際に選手が行ったトレーニングの一部を受講者自らが指導者役と選手役に分かれて実践し、プレーと指導の体験によって理解をより一層深めました。
研修会を通して、実技後には毎回、多くの質問があり、受講者同士がディスカッションしながらトレーニングを見学している様子も多く見られ、受講者、講師とも同じ情熱を持った指導者としての相乗効果によって、日本フットサルのGK育成・強化に向けて、非常に有意義な2日間となりました。
講師コメント
内山慶太郎 フットサル日本代表GKコーチ
3月の東日本に続き、今回のリフレッシュ研修会は西日本での開催となりました。
選手のトレーニングのテーマは東日本と同様に「セービング」「ブロック」「グローバル」の3つを設定し、その中で日本代表チームにおけるプレーモデルを理解すること、そしてフットサルのGKに対する指導法の獲得を目的としました。
研修会の冒頭に行った講義では、フットサルのGKに必要とされる要素を言語と動画の両面で認識いただき、ディスカッションの場面では指導者だけでなく選手の意見も聞けたことで、双方にとって貴重かつ有意義な時間を共有できたと思います。
見学の3セッションでは、テーマに沿った形で育成年代の選手に対して導入から発展までのトレーニングを行うなか、オーガナイズはもちろん、その中で必要とされるベースやテクニックのクオリティ、そして起こり得る様々な現象を確認していただきました。また、実技の2セッションでは、見学していただいたトレーニングのうち2つを抽出し、全員が指導者役と選手役の双方を受け持つ形でトレーニングを行い、その中でコーチとしての観る力や選手に考えさせること、そして発見に導くことの大切さを共有できました。
フットサルのGKが発展するためには、1人ひとりがより高い志を持ち、1つひとつのトレーニングを着実に積み上げていくことが大切と考えます。未来のためにこれからも指導者で一丸となり頑張っていきましょう。
最後になりますが、受講生の皆さまの高い向上心に支えられ、大変活気に溢れたリフレッシュ研修会となりました。ご参加ありがとうございました。
参加者コメント
フットサル指導者
GKの技術を学ぶことのできる場が無かったので、基本技術を教えて頂きながら指導方法にも触れて頂けたので勉強になりました。若手選手が実際に行うトレーニングを見学できたのも良かったです。
フットサル指導者
日本を代表する若い世代の選手と指導者のトレーニングを見ることができて良かったです。内山GKコーチにはフットサル選手としての経験と日本代表のプレーモデルを熱く丁寧に教えていただきました。
フットサル指導者
2日間があっという間に感じるほど充実したセッションでした。フットサルのGKの基本から、日本代表の抱える課題まで幅広く学べて、多くの知見が得られました。なるべく早く現場に落とし込んでいきたいと思います。