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香港協会向け指導者研修会を2018ナショナルトレセンU-14中日本にて実施
2018年05月31日
元JFAナショナルトレセンコーチ足達勇輔氏率いる香港の指導者23名が5月24日(木)から5月27日(日)、日本のユース育成のシステムや指導法を学ぶため来日しました。
今回の研修では、大阪府堺市のJ-GREEN堺で同時期に開催されたナショナルトレセンU-14中日本のトレーニングを連日見学した後、同じテーマで実技を行い理解を深めました。また、池内豊JFAユース育成ダイレクターが実技とともに講義も実施。日本のユース育成について、その考え方からシステム、現状や課題まで多岐に渡る知識と情報を共有した後、夜には選手のグループミーティングを見学し、様々な角度から日本の育成を吸収して4日間の研修を終えました。
受講者コメント
Chiu Siu Keung ディストリクトメンター(香港サッカー協会)
この20~30年、日本サッカーは大きく成長し今ではアジアの強豪のひとつとなっています。そのサッカーのシステム、特にユース育成がどのように機能しているのか、幸運なことに今回それをこの目で見て学び、香港に持ち帰って自国のサッカー向上に役立てるチャンスに恵まれました。今回ナショナルトレセンを見学してみて、日本のトレーニングシステムが体系的であることがわかりました。素晴らしいのは、トレーニングの前後に必ずミーティングがあること。どんなことでも改善に向けてチェックするチャンスがたくさんあります。これは香港にとってベストプラクティスだと思います。また、システムはとても効果的で、これも香港サッカーの成長に非常に役立つでしょう。香港に戻ったら自国の指導者たちに日本の現状を伝え、今回の経験を共有します。香港が大きく成長するために最適なものを選んでサッカーをもっと楽しむことができるよう願っています。
Wing Ip U-15女子代表チームGKコーチ(香港サッカー協会)
今回の来日は、ユースのトレーニングシステムの運営方法や、国・地域レベルでの指導者の協力体制などを学ぶとともに、日本選手のレベルを知ることが目的でした。2年前に香港に来た足達氏が日本のやり方をいくつか導入していて、実際にこの目で見たいと思っていたので、今回の研修は非常に良い機会でした。受け入れてくれたJFAに感謝します。この4日間でU-13とU-14のトレセンを見学しました。オンザピッチだけでなく、オフザピッチもです。選手と指導者のミーティングも見学させてもらいましたが、指導者が選手や他の指導者とどのように関わっているかを学びました。特にスタッフミーティングでは、トレーニングの実施方法や評価方法などの情報がどのようにJFAから地域の指導者に共有されるのかがわかりました。ナショナルトレセンというプログラムは非常に質が高く、香港にとって素晴らしいモデルであり基準となります。私が香港に持ち帰りたいのは、まずJFAと指導者たちのプロフェッショナルな姿勢です。選手たちは非常に質の高いトレーニングを受けています。それをどのように香港に適用するかを考えなければなりません。足達氏が香港に採り入れてくれた取り組みをここでも見ることができました。トレーニングはとても効果的で質が高く、集中を保つように工夫されていて、たった4日間でも選手たちは多くを学ぶことができます。香港協会のために今回の研修を組んでくださったJFAに今一度感謝します。我々にとって大きな恩恵であり、香港に良いものをもたらせるよう頑張っていきます。
Fan Ying Ying U-15女子代表チームアシスタントコーチ(香港サッカー協会)
私がこの研修に参加したのは、私自身の向上を図るためです。特に香港の選手たちを教える自分の指導に関して、コーチング法や伝え方、選手にヒントを与えたり導いたりする方法を学びたくて来ました。 今回JFA指導者たちのチームワークはもとより、その立派な姿勢、優れたテクニックとスキル、タフさを併せ持つ日本の選手たちが、全力を尽くしてサッカーをプレーするのを目の当たりにしました。香港の選手にとっても大事なことです。香港のサッカーを変えるためにもっといろいろな情報やアイデアを得たいと思います。日本で起こった変化のいくつかは、香港の選手たちを伸ばし助けるためのヒントであり、私たちが理解することが大切です。
Wong Kwok Leong Kowloon South U-6/U-8アシスタントコーチ(香港サッカー協会)
私は日本のサッカー文化を学ぶために今回参加しました。日本サッカーはアジアのトップの一つですし、このトレーニングキャンプを見ることができるのは良い機会でした。トレーニングの組み立て方やセットアップの仕方を学び、トレーニング前後のミーティングも見学して、指導者の立ち位置がとても重要であることがよくわかりました。スキルとテクニックを段階的に伸ばしていくコーチング法も教わりました。こうしたすべてを香港に持ち帰ります。例えば選手とのミーティングなどは、香港ではトレーニング中にあまり時間がないので、トレーニング後に行うことでより効果的にお互いコミュニケーションがとれるようになるでしょう。