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今年度2回目の、JFA ナショナルGKキャンプがJヴィレッジでスタート
2021年11月13日
11月12日(金)より福島県のJヴィレッジで、今年度2回目のナショナルGKキャンプがスタートしました。
このキャンプは、育成におけるポジション別指導・強化といったテーマのもと、将来の日本代表GK、世界基準のGKの育成を目的とし、年に3回実施しているものでしたが、今年は新型コロナウイルスの影響で今回が2回目の実施となります。新型コロナウイルス感染予防対策として全スタッフ、選手は集合時にSmartAmp法検査を実施し、陰性の確認が取れた上で活動を開始しました。
3日間という限られた期間となりますが、密度の濃いトレーニング、ミーティング、トレーニングフィードバックなど様々なプログラムが予定されており、今回のキャンプには、U-13およびU-14年代各10名、合計20名の選手が集まりました。
トレーニングはU-13/U-14それぞれにGKコーチが3名ずつ指導にあたり、この年代で身につけておかなければならない基本テクニックの習得に向けて徹底的にトレーニングを行う予定です。
まずオープニングでは、GKプロジェクトのプロジェクトリーダーである川俣則幸コーチがこのキャンプの狙い・目的、また目指すべき目標、そこに向かうためにはどうしていく必要があるのかについて熱量をもって伝えました。また、JFA GKプロジェクト テクニカルアドバイザーのフランス・フック(Frans Hoek)氏からもビデオメッセージをいただきました。マンチェスターユナイテッドやバルセロナでコーチを経験し、また現在もオランダ代表のコーチを務め、世界トップのフロントランナーの言葉に選手たちは目を輝かせながら聞き入っていました。
夜のミーティングではJFA GKプロジェクトの前田信弘コーチから、目標までのパスウェイについてレクチャーを受けました。
本年度より、JFAコーチとしてGKプロジェクトに参画している楢崎正剛コーチからも、選手たちへ向けて自身の経験を踏まえて、選手たちに期待すること、日々の生活での意識の重要性に関するレクチャーも行われました。「GKは美しい」という言葉は、GKというポジションでトップクラスになることを目指す選手たちにとって、とても素晴らしい言葉になりました。
また、GKプロジェクトメンバーであり、U-22兼U-20日本代表GKコーチの川口能活コーチからもレクチャーをいただき、中学生年代の時の経験を交えながら、どのようなメンタリティでトレーニングに臨んでいたかを語っていただきました。ワールドカップを経験した数少ない日本代表GKである、川口コーチ、楢崎コーチの話は、非常に重みがあり、選手たちにも大きな刺激となりました。
最後に設けられた二人のコーチへの質問タイムでは、二人のライバル関係についてや、世界と戦うためのメンタリティなど選手たちから多くの質問が飛び、翌日からのトレーニングに向けて選手たちのモチベーションが非常に高まっていました。
また、フランス・フック(Frans Hoek)氏は欧州在住のため現地に来ることは出来ませんでしたが、オンラインを通じて本キャンプのサポートをいただく予定です。
コーチコメント
前田信弘 GKコーチ(JFAコーチ)
今年度2回目となるナショナルGKキャンプが福島Jヴィレッジにて始まりました。9月に行われた第1回目と同じくU-13、14のカテゴリーのGKが全国より集まりましたが、ほとんどのメンバーが入れ代わり、また新たなGKへの刺激の機会となりました。初日は、SmartAmp法検査で陰性を確認した後、川俣則幸GKプロジェクトリーダーによるガイダンスから始まり、その後、すぐにピッチでのトレーニングに移りました。基本テクニックにフォーカスしたトレーニングでしたが、U-13グループの方は、まだまだ選手に緊張している様子がうかがえました。徐々に、どの選手も本来のパフォーマンスを出せるようになってきましたが、明日は最初からミスを恐れず、どんどんチャレンジする姿を見せてもらいたいです。
夜のミーティングでは、コーチとして参加している川口能活、楢崎正剛の元日本代表GKの両コーチから、それぞれの中学年代のトレーニングへの取り組み方を中心に話してもらいました。選手たちは、疲れている様子を全く感じさせず、聞き入っている様子が印象的でした。最後になりましたが、開催にあたりご尽力、ご協力いただいたJヴィレッジの皆様、各選手の所属チームの皆様に感謝を申し上げます。
選手コメント
荒木琉偉 選手(ガンバ大阪ジュニアユース)
まず、自分としては今回で2回目となるナショナルGKキャンプに招集されたと聞いた時は凄く嬉しかったです。
また同時に、前回よりもレベルアップした姿を見せなければいけないと思ったので、少しプレッシャーも感じました。
約一年前に初めてこのキャンプに来た時は緊張の中、無我夢中であっという間に全日程が終了したのを覚えています。
そして、クラブに帰ってからはキャンプでコーチに指摘された課題や自分の苦手なプレーを克服する為に、コツコツ練習して来ました。この一年で身体はもちろん、技術的にも一回り大きくなった姿を見せられればと思います。
今回、またナショナルGKキャンプという最高の環境でサッカーが出来る事に感謝して、日頃からサポートしてくれている周りの方々に恩返しする意味でも、少しでも多くの事を吸収して帰りたいと思います。
来海良宣 選手(サンフレッチェくにびきフットボールクラブ)
まずはコロナ禍のなかでナショナルGKキャンプという素晴らしい機会を与えてくださったJFAコーチ、チームの監督・コーチ、親、学校の先生方に感謝しています。
初日の練習は基礎を習いました。そのなかでも構えるときの手の向きのことをアドバイスしていただき、オーバーハンドキャッチだけでなくアンダーハンドキャッチが前よりもスムーズに行うことができるようになりました。コーチのアドバイスやまわりの選手のプレーをスポンジのように吸収しうまくなれるよう、2日目・3日目の練習に励みたいと思います。
そしてJFAの目標の2050年までにワールドカップで優勝するために世界一のGKを目指して日々のトレーニングに臨みたいです。
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