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女子GKキャンプ 高円宮記念JFA夢フィールドでの3日間の活動が終了

2022年11月15日

女子GKキャンプ 高円宮記念JFA夢フィールドでの3日間の活動が終了

2022年度第2回目の開催となる女子GKキャンプが11月11日(金)から3日間、千葉県の高円宮記念JFA夢フィールドで行われました。選手・スタッフは、集合時のSmartAmp法検査で陰性を確認して活動をスタート。トレーニングはU-13、U-14/15の2グループに分かれて実施しました。
トレーニング初日はウォーミングアップから始まり、フィジカル測定、ゲーム、夜は全体でミーティングを行い、キャンプ初日を終えました。2日目は午前、午後と2回のトレーニング、夜はグループごとのミーティングで、自分たちのトレーニング映像を見ながらディスカッションを行いました。最終日は、午前中にトレーニングを行い、クロージングでは、たくさんの方々の協力があってサッカーができているということをみんなで再認識し、選手たちは感謝を胸に充実した3日間を終え、帰路につきました。

チーフコーチコメント

井嶋正樹 JFAコーチ(GKサブチーフコーチ)
今回の女子GKキャンプはU13~U15年代の20名の選手を全国から招集し、多くの方々のご理解とご協力のもと実施することができました。
オープニングミーティングで、この女子GKキャンプの中で意識すべきGKのトレーニングテーマを確認し、理解を深めました。また、今回のすべての活動において「なでしこらしさ」を意識して取り組むことを選手たちと確認しました。
トレーニングは、U-13カテゴリーとU-14~15カテゴリーの2グループに分かれ、各カテゴリーで年代に応じたオーガナイズで実施しました。毎回のトレーニングに対して、選手たちが、トレーニングテーマの1つである「良い準備」を意識して、積極的に取り組んでくれたおかげで充実した女子GKキャンプとなりました。
また、ミーティングの取り組みとして、「FIFA U-20女子ワールドカップ」や「FIFA U-17女子ワールドカップ」のGK映像を用いて、GKのプレーの3局面の理解を高めることと、選手たちが目指す「近い未来の世界基準」に対して、今できていること、今後さらに良い成長をするために日常の活動をどのような意識で取り組むかということを整理する機会となりました。そして、各カテゴリーで自分たちのトレーニングを映像で振り返り、「なぜ、良いプレーになったのか?」ということに意見を出し合い、それぞれが「GKのプレー分析」に対しても理解を高めました。
3日間という限られた期間でしたが、選手たちの成長が感じられる時間となりました。
今回招集した選手たちが、この女子GKキャンプの中で仲間との切磋琢磨を通じて得ることができた経験や知識を今後の成長の糧にしてくれることを願います。
最後になりますが、女子GKキャンプにご理解をいただき、選手を送り出していただいた保護者、学校、所属クラブ関係者の皆さま、選手たちが活動に対して集中して取り組める環境をサポートしていただいたトレーニング施設、宿泊施設の関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

選手コメント

宮越杏純 選手(松本山雅FCレディースU-15)
まずは、とてもいい環境でプレーすることができ、スタッフの方々や指導してくださったコーチの方々には感謝の気持ちでいっぱいです。私は何度かこのキャンプに参加したことがあったので、あまり緊張もせずリラックスした気持ちでこのキャンプを向かえることができました。前回のキャンプよりも感長した姿を見てもらえるように、自分の持っている力を全力で出し、プレーすることをとても意識しました。
私は、前回のキャンプでクロスボールの練習をしたとき、正確なポジショニングをとれていなかったり、パンチングを恐れてできなかったり、とても悔しい気持ちで終わってしまいました。なので、今回その課題を乗り越えたプレーを表現しようと頑張りました。パンチング練習では、ボールや相手を恐れずしっかりと見て、正確なパンチングをすることができました。ですが、クロスボールが来る時のポジショニングがたまに悪い時があり、まだ前回の課題をクリアできていないなと実感しました。これからの練習で少しずつ自分の課題をクリアして、またキャンプに参加したいです。このキャンプで学んだことを自チームに持ち帰り、自ら発信していきたいです。このメンバーと一緒にプレーすることができ、たくさん学び、とても楽しかったです。ありがとうございました。

須田弥美樹 選手(守恒中学校サッカー部)
今回、初めてこのキャンプに参加し、3日間の間でたくさんの知識を得ることができました。普段チームでやらないトレーニングやコーチからのアドバイス、世界で戦っている選手たちの映像を見ることで、自分のひとつひとつのプレーの質の甘さを感じました。だからこそ、コーチ達に言われたこと、映像を見て、自分と世界で戦っている選手の違うと感じた所を、チームに帰っても忘れず、この経験をバネに頑張っていきたいと思いました。また、私が目標としている「なでしこジャパン」になるためには、もうすでに競争は始まっているということをずっと頭に入れながら、これからの日々の練習を気を抜かず、誰よりも努力していきたいと思います。今回は、全国から集まったレベルの高いGKとプレーできて、すごく自分自身の刺激になりました。GKキャンプに関わってくださった関係者の皆様本当にありがとうございました。

草野咲綺 選手(フライアFCウェネス/JFAアカデミー今治)
私は初めてキーパーキャンプに選ばれました。選ばれたことを知った時はとてもうれしかったですが、全国から選ばれた選手たちが集まっていたので、不安や心配の気持ちでいっぱいでした。一人で飛行機に乗って、ドキドキしながら向かいましたが、1日目から友達ができ、すこし安心しました。トレーニングでは、U-13の選手達と練習して自分の弱さを知りました。小学校5~6年生くらいからキーパーを始めて、女子のライバルがいなかったので、周りの人達からも「すごいね!」」と言われていました。でも、中学生になって、そんなに甘いものではないことを教えられました。このキーパーキャンプでも、自分よりはるかに上手な人がたくさんいました。とてもくやしかったです。だからこそ、この環境でサッカーができることに感謝して、これからの中学校生活を、がんばっていきたいと思います。これまでお世話になった人の思いを忘れずに、「なでしこジャパン」という大きな夢に向かって突き進んでいきます。

女子GKキャンプとは

将来のなでしこジャパンのゴールキーパー(GK)を発掘・育成するプロジェクト。
日本女子サッカーの強化・育成の鍵であるU-15(中学生)年代前後の選手を「強化」「育成」「普及」の観点から選出し、継続したトレーニングを行う。

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