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Fリーグ育成GK巡回指導をボルクバレット北九州で実施

2023年10月17日

Fリーグ育成GK巡回指導をボルクバレット北九州で実施

JFAフットサル委員会は、フットサルの発展と強化のために専門分野ごとにプロジェクトを立ち上げ、それらプロジェクトのもとに様々な活動に取り組んでいます。プロジェクトのひとつであるフットサルGKプロジェクトは今年度、Fリーグディビジョン1クラブと協働し、世界で活躍できるGKの育成を目標に、クラブに関わる育成年代のGKを指導する『Fリーグ育成GK巡回指導』を展開しています。『Fリーグ育成GK巡回指導』では、現代フットサルGKに求められる理想像から逆算し、育成年代で身につけるべき基礎を伝達するとともに、フットサル日本代表チームで活躍が期待できるタレントの発掘や、Fリーグクラブとのこれまで以上に活発な情報交換も実現していきます。

今回は9月14日にボルクバレット北九州のトップチームのリーグ戦終了後に育成年代の選手を対象に指導を行いました。今回は同クラブの育成組織の選手だけでなく、地元の大学生から最年少は中学生の選手と幅広い年齢層の選手が集まりました。トップチームの勝利に興奮冷めやらぬ会場に集まった8名の参加選手は慣れない環境かつ初対面のスタッフとのトレーニングに開始冒頭はやや緊張感が漂いましたが、内山慶太郎コーチの声掛けで互いに声を掛け合いながらメニューに取り組む過程で少しずつ空気が和らいでいく様子でした。トレーニングは相手の攻撃を守備でストップしてから、スムーズに味方の攻撃へ繋げることを意識する試合を想定した複合的な内容であり、普段GKコーチの指導を多く受ける機会がない選手にとってはより実践的なトレーニングになりました。年齢層の幅はありながらも強度や難易度を調整しながらメニューを進め、参加選手全員が達成感を感じながらあっという間の2時間を過ごしました。

活動の合間にはトップチームの中嶋監督や再三のスーパーセーブでこの日のリーグ戦の勝利に貢献した伊名野慎選手がトレーニングの様子を見守り、これからトップカテゴリーで活躍することを目標にする選手たちにとっては大変充実し、また多くの刺激を受ける時間となりました。最後に内山コーチより「今回体感した代表選手に求められる強度と精度を忘れずに日常のトレーニングから意識を高くもって毎日少しずつ上手くなっていくことを期待しています」とメッセージが送られてトレーニングを締めくくりました。

スタッフコメント

内山慶太郎 プロジェクトリーダー(JFAフットサルGKプロジェクト)
今回のFリーグ育成GK巡回指導はボルクバレット北九州さんを訪問させていただきました。育成年代の選手に対して、これまで取り組んできたコンセプトと同様に、守備から攻撃、攻撃から守備といった形で試合のシチュエーションを意識しながらセービングとブロッキングのテクニックをトレーニングし、起きた様々な現象に対して全員で確認しながら進行することで、選手たちは自身のプレーを分析したうえで沢山のチャレンジを見せてくれました。今回はトップチームのスタッフや高校の指導者の方々にもトレーニングを見学いただき、テクニックについてはもちろん、GKの環境についてもコミュニケーションが取れたことは有意義な機会となりました。最後になりますが、本活動にご理解とご協力をいただきました関係者の皆さま、意欲的に取り組んでくれた選手の皆さんに感謝を申し上げます。

選手コメント

石井雅己 選手(北九州市立大学フットサル部)
今回このような場を設けていただきありがとうございました。トップレベルの選手など様々なカテゴリーの選手とトレーニングできたことがまず楽しかったです。今回のトレーニングでは、コラプシング、フットセーブ、ブロック等基礎技術の部分を細かなところまで指導していただきました。その中で、自分のキャッチングの技術の無さ等課題が浮き彫りになりました。また、攻守の切り替えの部分をトレーニングに組み込むことで、より試合を想定した良いトレーニングができることを学びました。内山さんがおっしゃっていたように、ゴレイロは全ての技術でトップレベルを目指さないといけないと思うので、日々のトレーニングに高いモチベーションでこれからも取り組んでいこうと思います。

木塚脩太郎 選手(北九州市立大学フットサル部)
GK巡回指導という貴重な機会を設けていたいだきありがとうございました。2時間のトレーニングのなかでコラプシングやブロッキングなどの基礎技術に加えてその後のプレーを想定した数的有利をつくるためのフィールドプレーヤーとしての動きを教えていただきました。次のプレーに素早く移行するための手のつき方であったり、言語化された実践的なトレーニングであったため非常に濃密な時間だったと感じました。1プレーごとにいただいた内山コーチのアドバイスを日頃の練習に生かし、個人の成長はもちろん、チームに還元したいと思います。

吉田崇真 選手(中間高校)
今回見学の立場でしたが、トレーニングを通して、キャッチング、パス、コラプシングなど全てを通して全員の質が上がっていて少しずつプレーの質だけでなくスピードも上がっていたので驚きました。普段はサッカーをしていますが、フットサルのコラプシングなどの技術はサッカーでも使えるのでとても勉強になりました。
自分はどちらかと言うとコラプシングは得意な方でしたが、今回のトレーニングを通して細かいところで、過去の自分は間違っていた部分があったので今後のトレーニングで修正していこうと思いました。このような機会に参加させて頂きありがとうございました。

井上憧哉 選手(PSTC福岡)
今回参加させていただき、左右のキック精度、キャッチング、フットセーブ、セービングや、ブロッキングなどについて教えていただきました。教えていただく中で、基本的な技術の大切さを改めて感じました。特別すごい技術ではないですが、このことが一つでもかけていると、プロになどなれないことも知りました。普段はサッカーをしていますが、フットサルの、フットセーブなどの技術もサッカーに活かせるので、とても良い勉強になりました。
自分は、ブロッキングが得意だと思っていたのですが、実際トレーニングを受けてこの前までの自分は間違っていたところがたくさんあったことに気づかされました。今後の試合やトレーニングでもこのことを意識してさらに伸ばしていきたいと思いました。この度は、このような貴重な機会に参加させて頂きありがとうございました。

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