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都道府県サッカー協会取り組み紹介‐技術委員会の取り組み(群馬県サッカー協会)
2016年04月04日
各都道府県サッカー協会の方針や活動内容を、「シニア」「第1種」「第2種」「第3種」「第4種」「キッズ」「女子」「フットサル」「ビーチサッカー」「審判委員会」「施設委員会(環境整備)」「技術委員会」「障がい者サッカー」の13テーマの下、紹介しています。全国各地でどのような活動が行われているのか、この機会にぜひご一読ください。
今回も引き続き、技術委員会の取り組みをご紹介いたします。
※以下の寄稿記事は、JFAnews2016年3月情報号「REGIONAL NEWS」コーナーにも掲載されています。
技術委員会の取り組み~群馬県サッカー協会
田中則久 技術委員長
《GUNMA'S WAY~群馬県独自の活動「トレセン開校式」》
群馬トレセンは、カテゴリーの枠を超えた育成組織が立ち上がり、今後は全体のさらなるレベルアップを目指す組織づくりへと移行する段階を迎えました。その取り組みの一つとして、「トレセン開校式」を実施しています。これは、育成年代の優秀な選手を発掘し、技術の向上と共に、選手としての自覚やモチベーションを高めるといった精神面の強化に役立てるためのものです。また、選手のみならず、トレセンコーチや指導者にも誇りと高い意識を持って指導に当たることを目標に参加してもらっています。トレセン開校式は、JFAでも好事例として全国に紹介していただき、他県からも注目されています。
今年度のトレセン開校式は、男子が4種(U-12・小学生・ジュニア)は48人、3種(中学生年代・ジュニアユース)はU-13が35人、U-14が30人、U-15が29人、U-16の2種(高校生年代・ユース)は18人の計160人、そして、女子はU-12が35人、U-15が71人、U-18が17人の計123人を加えた総勢283人が参加。さらに、100人を超えるトレセンコーチ、指導者を迎え、盛大に行われました。
開校式のゲストには、ザスパクサツ群馬の服部浩紀監督を講師としてお招きしました。服部監督自身も群馬トレセンの出身者であり、講演会では、選手にとって励みとなる経験談や選手の自覚が一層高まる内容をお話ししていただきました。また、JFAから関東ユースダイレクターの村松浩氏を招へい。世界大会から日本サッカーの現状を分析し、育成年代の選手にいま何が求められているかという内容の講演をしていただきました。選手にも指導者にも刺激になる力強いお話でした。技術論ばかりではなく、最後までやりぬく気持ちや諦めない気持ちの重要性を再認識させられた内容でした。
トレセン開校式は、一年間のトレセン活動のスタートであり、選手・指導者ともに気持ちを引き締めて一年間を過ごすためのセレモニーです。トレセン活動のさらなるグレードアップを目指し、今後も取り組んでいきたいと考えています。
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