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47FAインストラクター養成講習会を、帝人アカデミー富士にて開催
2016年06月09日
47FA(都道府県サッカー協会)インストラクター養成講習会を6月3日(金)~5日(日)までの3日間、静岡県帝人アカデミー富士にて開催しました。
これは、「C級、D級養成講習会」の開催資格を持つインストラクターを養成するための講習会です。
今年度改定した、「公認C級養成講習会」のインストラクター養成講習会は、1月から3月にかけて各都道府県で開催されました。今回は各地での講習会に参加できなかった方を対象にJFA主催のもと開催いたしました。
指導者養成ダイレクター
山口隆文 指導者養成ダイレクター
公認C級養成講習会は、日本サッカー協会指導者ライセンス制度に於いて、指導者としての出発点として捉え、指導者としての基礎を学ぶ場としています。日本人の特徴を最大限に活かしたサッカー【Japan’s Way】を追求し、確立するために必要な、「基本」、すなわち、育成年代でこそ身につけられるテクニック(技術+判断)、持久力(運動量)、攻守に関わり続ける個人戦術を、どのようにこども達に指導していくかを学んでいただく指導者養成講習会です。
その重要な講習会の質は、インストラクターの力量にかかっています。基準を示しつつも、思考を停止させず、子ども達の能力、判断力をを引き出す指導、そのコーチングについて、実技・講義・ディスカッションを通して確認していたいただきました。「インストラクターが、将来の指導者に触れている」この言葉を肝に銘じて、インストラクターとしての資質向上に日々研鑽することを確認して、ハードな3日間ではありましたが充実した講習会になりました。尚、この講習会に香港FAから4名、中国に派遣している金子さんにも参加していただき、交流できたことは、日本のインストラクターにとっても有意義なものとなりました。
参加者コメント
田中康嗣 さん
今回の講習会ではC級養成講習会を実施するにあたり、とてもよく整理されており、段階をおってわかりやすくなっていました。また新たに大事な部分である投げかけのことば、問いかけ、働きかけ、褒めることなどを学ぶことができました。これらを自分なりに整理し、まとめて発信していきたいと思います。担当されたインストラクターも説明のポイントをおさえ、理解しやすかったです。話しの内容もわかりやすく伝わってきました。何よりも我々インストラクターになる受講者に対して、C級の内容をしっかり理解してもらおうとする熱い思いが伝わってきました。
手塚弘利 さん
それぞれの場面の中で、気づきのための声掛け、単に褒めるだけでなく何がよかったのかと具体的に分析して声掛けすることなど自分自身が理解を深め、指導に臨まなければならないと再認識しました。講義も興味を持ち、楽しく受講することができました。インストラクターという役割の重要性を強く感じることができました。また理解していたつもりですが、改めてトレーニングのオーガナイズが良いプレーを引き出すために大切なものであると感じました。
八木弘 さん
C級養成講習会での特に実技における各テーマ、セッションのフィロソフィーがよく伝わり受講者全体に落とし込みができました。また、それぞれのトレーニングでのオーガナイズの意味、意図がとても明確に伝わりました。担当された4名のインストラクターは指導者養成のリーダー的存在でした。C級養成講習会の全てを創造している方に、哲学、コンセプト、具体的な指導場面での配慮すべき多くの点に関して、思いを込めて深い部分まで伝えてもらいました。