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2017年度JFAフットサルB級コーチ養成講習会東海コース前期を名古屋で開催
2017年03月29日
3月21日(火)~27日(月)の7日間、愛知県名古屋市の武田テバオーシャンアリーナと邦和セミナープラザにて、フットサルB級コーチ養成講習会東海コース前期を開催しました。
Fリーグのコーチングスタッフや現役を引退したばかりの選手をはじめ、4種年代やユース年代、地域リーグ、選抜チーム、フットサルスクールといった様々な背景を持つ指導者20名が、志を共にし、互いに刺激し合う講習会になりました。
フットサルB級ライセンスでは主にU-15年代への指導を想定の中心に据えつつも、フットサルの専門コーチへと進んでいく過程で、整理されていることが必要な内容について学習しています。新たに学ぶこともありますが、多くの時間をコーチング(伝える)の準備として、今までの経験や知識を整理し言語化することに努めています。
関東コース、関西コースに引き続き、フットサル日本代表のブルーノ・ガルシア監督が、ゲスト講師として実技のセッションを担当しました。受講生は普段経験できない日本代表監督からの指導に期待を膨らませ実技に臨んでいました。
フィジカルの講義と実技は、JFAフィジカルフィットネスプロジェクトの一員である安松幹展氏とU-20フットサル日本代表フィジカルコーチの村岡誠氏が担当。サッカーとフットサルの違い、どのようなフィジカル的な特色がフットサルにあり、それをどのようにトレーニングすべきなのかを学びました。実技ではグループワークを行い、それぞれのグループが与えられたテーマに沿ったフィジカルトレーニングを行いました。全員、よく走りました。
GKの講義と実技は、U-20フットサル日本代表GKコーチの山田マルコス勇慈氏が担当。フットサルにおいてGKは非常に重要なポジションです。実技では慣れない手でのボール操作に四苦八苦しながらも、真剣に取り組んでいました。
東海コースの後期は3週間後の4月17日(月)よりスタートします。
講師コメント
高橋優介 JFAフットサルインストラクター
2017年度フットサルB級コーチ養成講習会の最後となる東海コースがスタートしました。今回のコースは、Fリーグのコーチングスタッフを始め、普段からフットサルを指導されている方や選手経験のある方が多く、初日から活発な情報交換が行われています。こういった受講生のオープンマインドな姿勢が、受講生同士、さらにインストラクターと受講生という双方向のコミュニケーションを生み、非常に能動的で活発な講習になっています。
フットサル日本代表のブルーノ・ガルシア監督による講義では、受講生からの発問が多く、この積極性がより深くそして幅の広いものへと発展していきました。さらに、フィジカル理論の実技では、苦しいメニューを受講生全員が全力で取り組み、セッションが終わった時のピッチ全体の雰囲気と漂う疲労感は、まさにひとつのチームとして厳しいトレーニングを終えたという一体感に包まれていました。約3週間の中断期間をはさみ、後期コースが再開します。受講生たちは間の学習として、少なくない課題を取り組むことになります。「何をトレーニングするのか」「どうやって訓練するのか」という前期で触れたことをこの間の学習で確認し、さらに理解を深め、後期でもアクティブな講習になることを期待しています。
参加者コメント
東島潔 さん
インストラクターの皆さんの丁寧なご指導と運営のサポートのスタッフのお陰で素晴らしい機会になりました。キャリアの豊富な元Fリーグ選手や現役Fリーグ監督と共に学ぶ機会を得ることができたことに感謝いたします。
青木玲雄 さん
様々なメソッドとトレーニング、そしてバリエーションに富んだインストラクターが最高でした。一方的ではなく双方向のセッションも良かったです。何より素晴らしい仲間と過ごせたことが一番です。
武田茂広 さん
全てのインストラクターが高い見識と情熱を持って受講生に向き合って下さいました。また、日本代表監督が講義と実技を担当して下さったことはとても感激です。強いインパクトがありました。