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2018キッズリーダーインストラクター養成講習会を帝人アカデミー富士で開催
2018年05月16日
2018キッズリーダーインストラクター養成講習会を5月11日(金)~13日(日)の3日間、静岡県の帝人アカデミー富士で開催しました。これは「キッズリーダー養成講習会」の開催資格を持つインストラクターを養成するための講習会です。
講義では子どもたちとの接し方やそれをどうやって「キッズリーダー養成講習会」の受講生に伝えていくか、また受講生はサッカーの指導者だけでなく、サッカーに関わっていない方も想定されるため、そういった方々へのアプローチ方法も学びました。
また、実際にインストラクターとしての指導のシミュレーションとなる指導実践も行い、お互いに評価し合いました。
受講生たちはこの講習会後、キッズリーダーインストラクターとして日本サッカーの基礎となる「子どもたちの未来に触れる大人の理解者」を増やす活動を各地域で行っていきます。
*キッズリーダー:子どもたちへ体を動かすことの楽しさを伝える、10歳以下の選手や子どもたちに関わる指導者・保護者等
インストラクターコメント
山出久男 さん
北海道から沖縄まで全国各地から35名に参加いただきました。今回は、すべての参加者の方に指導実践の1テーマを担当していただき、指導案策定からキッズプロジェクトメンバーとのヒアリング、実践まで、積極的な取り組みで密度の濃い内容となりました。講義、実技も含めると心も身体も頭も「ハードワーク」の3日間でした。ここからが本番です。熱いうちに各FAで「キッズリーダー養成」に取り組んでいただき、こどもたちにとって、望ましい環境創りをサポートしていただけるたくさんのリーダー・大人を増やしていく活動にアプローチしていただきたいと思います。「Let’s try!!!」
受講者コメント
青野友輝 さん(茨城県)
インストラクターになるにあたりあらためてキッズに対する知識や理解を深めることができ、これから活動するにあたりどのように受講者に伝えていけばいいのかイメージできました。また、様々な地域の方と接することで新しい発見もありました。講義では講師の方が実際に体験したことや日常で起こりうる例などをあげて説明があり、イメージしやすくわかりやすかったです。実技でも同じよう各カテゴリーでの例があったので、頭に入りやすかったです。自分が今後講習会を実施する際にも受講生がイメージしやすい説明が重要だと感じました。
赤津民芳 さん(和歌山県)
様々な講義を通して、子どもたちへ自立の促し方とそれに関わる大人(保護者や指導者)の関わりが自分なりに整理できました。特にコミュニケーションスキルの重要性については、対話することで子どもたちの考える力を養うことがつながると感じました。また全国の指導者と意見交換をすることができてよかったです。キッズへの関わり方が講義、実技、ディスカッションで整理できました。今後キッズリーダー養成講習会で伝えていきたいです。
中村展久 さん(島根県)
キッズリーダー養成講習会を想定した具体的な説明が多く、引き出しを増やすことやポイントの伝え方を学ぶことができました。サッカー経験のない大人に対するアプローチをもっと学びたいと思いました。キッズに対する活動を通して運動好きな子どもをたくさん育てていきたいとあらためて感じ、それに関わる大人を増やしていくために私たちの役割が重要で責任あることだと思いました。今後地域に戻って積極的に活動していきたいです。
足立卓也 さん(大分県)
これまではキッズ年代にはとにかく「楽しませる」という感覚でしか取り組んでいなかったのですが、それにプラスして「学び」的な部分をしっかりと考えて取り組まなければならないと感じました。また1つ1つの講義や実技をとても丁寧に受講者の反応を確かめながら進められ、大変わかりやすかったです。今回の研修会のために受講生に落とし込みがしやすい内容に構成されたものだと感じ、目指すべきビジョンが講師全員で意思統一されている印象を受けました。全国から集まった指導者と接することで他のFAと情報共有ができました。学んだことをFAに持ち帰り、今後の大分県のキッズ活動がより盛んなものになるよう尽力したいと思います。