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47FAチーフインストラクター研修会をJFAハウスで開催
2018年06月13日
6月9日(土)、10日(日)の2日間、JFAハウスにて47FAチーフインストラクター研修会を開催しました。C級およびD級の指導者養成講習会にて講師を務める各都道府県のインストラクター。この研修会は、そのまとめ役である47FAチーフインストラクターに向け、最新の情報を伝え、各地での取り組みに関しての情報共有をすることを目的とし、年に1回開催されています。
初日は「インストラクター算出根拠の妥当性」「インストラクターの資質向上」といったテーマでディスカッションしました。2日目は「B級スタンダード計画」や「運動部活動における現状」について講義を中心に行いました。
講師コメント
山口隆文 副技術委員長
今年度の研修会は2020年度C級/D級指導者養成講習会を改定するにあたっての準備として、47FAの皆さんの意見を聞かせていただくことをメインとさせていただきました。参加者を9グループに分けて、実際の現場で体感していることや改善していかなければならない問題などを意見交換していただき、その後の発表形式により情報共有を図りました。初日テーマは①各FAインストラクター数の妥当性、②47FA C級/D級インストラクター研修会の実施方法と各FAで実施しているリフレッシュ研修会について、③新C級/D級に講義、実技に対しての意見・要望(2016年版に対しての検証を踏まえて)。2日目はJFA担当者から①B級スタンダード計画の概要説明、②JFAにおける部活動の位置づけとそれに伴うサポートの概要、③C級リフレッシュ講習会時の講義内容の紹介、④障害者サッカーの取り組み、を伝達させていただき、それぞれのFAで何ができるのかを考えていただきました。研修会を通して「インストラクターは未来の指導者に触れている」その言葉を参加者全員で肝に銘じなければならない…と気持ちを引き締め合ったと感じています。今年もそれぞれのFAでより良い指導者養成事業がおこなわれることを期待したいと思います。
受講者コメント
工藤裕文 秋田県チーフインストラクター
今回の研修は、自分にとって大変有意義で勉強になりました。各テーマについて、グループで話し合い、そして全体で発表して、全員で共有する、実は自分も発表する機会を得ましたが、改めて自分のプレゼン力が全然駄目なことに気がつきました。今後に生かしたいと思います。しかしながら、最も良かった点は、各FAの良い取り組みを知ることができたことと、悩みを共有できた点が大変良かったです。今後、FAでの活動に情報を落とし込んで、活動していきたいと考えています。
小林正昭 新潟県チーフインストラクター
2019年、C/D級指導者養成講習会の内容改定を控え、47FAの実際の現場でインストラクターをしている代表から、意見を集約できたことは意義のある研修会になったと思います。今年はワールドカップロシア大会が開催されます。日本と世界との差がまた検証されると思います。我々も含めて、「今の日本のU-12が、あと2大会後、3大会後に世界の基準にどう迫っていくのか」を具現化するようなC級の内容にしていかなくてはならないと考えています。また、「インストラクターは指導者の未来に触れている」の言葉を肝に銘じて、自FAや地域、日本サッカーの成長発展に、微力ながらも貢献し続けようと思いを新たにしました。
川添順也 愛媛県チーフインストラクター
チーフインストラクターとして、初めてこの研修会に参加しました。技術委員長会議で大まかな流れは把握していたつもりでしたが、より詳細な現状を理解できました。ディスカッションでは、インストラクター算出根拠、資質向上、カリキュラムの見直しなどのついて、各県の現状や課題、施策を話し合い、他県の取組などの情報を得ることができ、大変、有意義でした。B級FAコースの設定、スケジューリング、会場、受講生、インストラクターの確保等、課題は多いですが、持ち帰って早急にFAの現状に即した方向性を話し合っていきたいです。山口副技術委員長より、B級スタンダート計画、部活動、タウンクラブの活動状況について、詳細な伝達があり、今後、進んでいく方向性、その理由がより明確となりました。4身1体のなかで、指導者養成が重要な役割を持つことに、あらためて自覚と責任を持って取り組んでいきます。