2月11日(月・祝)大阪府堺市のJ-GREEN堺で、ナショナルトレセンコーチを含む指導者62名が参加し、ゴールキーパーリフレッシュ研修会が開催されました。講師にはフランス・フック（Frans Hoek）氏（AFC アジアカップ UAE 2019：サウジアラビア代表GKコーチ）を招聘し、今後のゴールキーパーに関するレクチャーやディスカッションを通じて、参加者は指導者としてのレベルアップを図りました。

フランス・フック氏の主な経歴

招聘講師コメント

フランス・フック 氏（AFC アジアカップ UAE 2019：サウジアラビア代表GKコーチ）
講習会までの準備期間が短かったにも関わらず50名を超える指導者に参加して頂けたことに大変感謝しています。ゴールキーパー指導者ではない指導者の参加や積極的に意見や良質な質問を投げてくれた参加者が多数いたことはとてもポジティブに捉えられます。そして、今回のようなJFAのチャレンジは日本サッカー界にとって有益になると信じています。

講師コメント

加藤好男 チーフインストラクター
フランス氏は先日行われていたアジアカップのサウジアラビア代表GKコーチであり、以前ではオランダ代表、ポーランド代表という各国での代表コーチ歴があります。また、アヤックス、バルセロナ、マンチェスター・ユナイテッド、バイエルン・ミュンヘンなどの海外のビッグクラブでの指導経験があります。GKコーチというポジションから一歩踏み出し、アシスタントコーチとしてゴールキーピングを担当すると同時に味方の後方からの攻撃を指導することや現代サッカーの得点の5割を占めるセットプレーを指導するなど新時代のGKコーチの在り方を情熱的に語ってくれました。試合の分析、GKプレーの分析と評価、短期、中期、長期のトレーニングプラン作成やGKに何を落とし込むのかを映像やデータを使って論理的に説明して頂きました。2時間という時間があっという間に過ぎ、時間をオーバーしてでも最後は「ここにいる皆さんと共に情報を共有して更にサッカーの発展とGKというポジション、そしてそのGKコーチの地位向上を図る、その為に日々努力しましょう。」と話されました。

受講者コメント

受講者コメント
世界の最前線で活躍されている方が、どのような信念をもって指導されているのか、聞かせていただきました。情熱に溢れ、心を打つものがありました。特に印象的だった内容は、ゴールキーパーコーチの役割と評価方法についてです。選手のために、更に自分を成長させていきたいと思います。

受講者コメント
トップレベルのゴールキーパーコーチと接し、トップレベルの指導方法を聞くことができました。サッカー以外に通じることが多く、教育の現場にも置きかえる事ができる内容がたくさんありました。

受講者コメント
サッカーの深さを感じました。ゴールキーパーコーチとしての監督や他のコーチとの関わり方、優先するべきはチームのためになることであること。そのチームのVISIONを知り、そこからスタイルを知り、自分の仕事を明確にしていくことが指導者には必要だとわかりました。ゴールキーパーコーチではありませんでしたが、参加してよかった思いました。ゴールキーパーライセンスと取得したいと思える内容でした。

受講者コメント
情熱に溢れ、参加者からの意見や質問にも丁寧に対応してくださいました。コーチング一つとっても、必要要素が明確にされており、すべてのプレーが詳細に分析されていたことやゴールキーパーのプレーのみならず、セットプレーやDFラインにも関わることの重要性が印象に残る内容でした。我々指導者の成長を心から望まれていることが伝わってきました。