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JFAアカデミー熊本宇城 日本代表の小粥コンディショニングコーチによるトレーニング、レクチャーを実施
2019年05月13日
4月23日(火)、日本代表のコンディショニングコーチの小粥智浩氏を迎え、「コアスタビリティ、ムーブメントプレパレーション」「ミニバンドエクササイズ」「自体重での筋力トレーニング」というテーマでトレーニングを行いました。アカデミーの選手たちは世界で戦う選手になるために今取り組むべきことを実践し、サッカーの動きにどのように繋がるのか深く考える貴重な機会となりました。
また、当日は同会場にて熊本県サッカー協会主催のリフレッシュ研修会も開催され、小粥氏がインストラクターを担当しました。
JFAアカデミーでは、選手たちが世界基準で活躍する人間になるべく、サッカーはもちろんのこと、教育も重視し、社会をリードしていける真の世界基準の人材育成を目指しています。
講師コメント
小粥智浩 日本代表コンディショニングコーチ
育成年代における身体づくりの重要性をテーマに「JFAアカデミー熊本宇城への指導」と「熊本県サッカー協会リフレッシュ研修会」を担当させていただきました。指導内容としては、コアスタビリティ、ムーブメントプレパレーションの確認、ミニバンドエクササイズ、自体重での筋力トレーニングを行いました。多くの種目はアカデミーでは継続して行っているため、より質を深めるために、サッカーの動きにどう繋がるかの理解を深め、動きのコツを説明しながら取り組みました。自体重のトレーニングに関しては、昨年よりも少し年齢を前倒しして行い、少ない筋肉量でも如何にして大きな力を発揮できるかを、主なテーマとして取り組みました。
どのようなイメージで、どの部位に、どのタイミングで力を入れるかを掴むことで、多くの選手の動作や感覚に変化が現れていました。選手たちの前向きな眼差しと、貪欲に取り組む姿勢は、指導していても非常に充実した時間になりましたし、少しでも選手に気付きを与え、パフォーマンス改善につながれば幸いです。リフレッシュ研修会も同様の内容で、講義と実技を実施いたしました。年齢層も様々でしたが、みなさん実技まで熱心に参加いただき、育成年代の指導者の方々の熱意を強く感じました。様々なディスカッションもさせていただき、とても有意義な時間となりました。
アカデミー選手コメント
小鉄雄太郎 選手(9期生:中3/ロンドサッカークラブU-15)
僕は小粥さんの話を聞いて意識改革をしようと思いました。日本代表で活躍している吉田麻也選手は、中学時代からスポーツ選手にとって何が大事かを考え、食事管理も徹底していたと聞き、自分も取り組みたいと思いました。また、コアスタビリティーやムーブメントプレパレーションにおいても、日本代表選手は自主的に、真剣な表情で行っていることを知りました。今回の実技では、身体のどの部分を意識するのか、サッカーにおけるどの動きに繋がるのかを知り、素早く走り出せるコツも教えていただきました。これからは更に真剣に取り組み、世界で活躍できる選手になります。
余田碧 選手(10期生:中2/ソレッソ熊本)
小粥さんにムーブメントプレパレーションを観てもらい、1つ1つの種目ごとに身体のどこを刺激しているのか、プレー中のどんな時の動きなのかを、実技指導やレクチャーで確認することができました。指摘していただいた箇所を意識して取り組み、怪我をしない身体を作り、良いプレーにつなげていきたいです。
大町璃史 選手(11期生:中1/長崎ドリームFC)
コアスタビリティーやムーブメントプレパレーションは、アカデミーに入校してから二週間程取り組んできました。自分では筋肉を伸ばしているつもりでも、どの筋肉を意識するのか正しく理解できていないことがわかりました。今回の研修会で正しいコアスタビリティー、ムーブメントプレパレーションの方法が分かったので、これからは一回一回の種目や動きを人一倍集中して行い、それを積み重ねて、自分の夢である世界で通用できる選手にこの三年間で近づけるように頑張ります。
リフレッシュ研修会参加者コメント
三村和久 さん(熊本県から参加)
今回、リフレッシュ研修に参加させていただき、自分が知っているトレーニングでも、力を入れるところを変えるだけで姿勢が安定し、どの筋肉を意識して行えば良いのか実技を通して体験することが出来ました。今後は子どもたちの指導に役立て、怪我をしない選手を育てることが出来ればと思いました。