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サッカーパフォーマンスの最大化を目指した「ユースフィットネスプログラム」を開催
2019年08月01日
7月23日(火)と24日(水)の2日間、長野県の菅平高原にて、U-18年代のサッカーパフォーマンスの最大化をテーマとした「ユースフィットネスプログラム」を開催しました。このプログラムはJYDオフィシャルパートナーの㈱明治とJFAフィジカルフィットネスプロジェクトの連携により行われました。
サッカーにおける「フィジカルフィットネス」の重要性は指導者・選手共に理解はしているものの、フィジカルコーチを有するチームは少なく、実際にどういったトレーニング方法が有効的で、どれくらいの負荷を掛けるのか、またどういったフォームが適正なのかといった悩みを抱くチームは少なくありません。
そんな課題に対する具体的なアクションとして、㈱明治のご支援のもと、多くのサッカー合宿団体で賑わう菅平高原で、7/23(火)には現地で活動するU-18年代の指導者を対象としたリフレッシュ研修会を、そして7/24(水)には選手を対象に「日頃実践出来ることメニューを持ち帰る」ことをテーマにトレーニングセッションを実施しました。また、身体づくりに必要不可欠となる栄養摂取についてもトレーニングメニューの一貫であることを強調して提案しました。
昨日に続いて講師、参加者のコメントをご紹介します。
講師コメント
三谷結美 株式会社 明治 管理栄養士
初日のリフレッシュ研修会では指導者の方々に向けて、U-18年代の食生活の実態や事例説明等も交えながら、選手たちの持つ才能や可能性を栄養面から高めるために必要な食事のお話をしました。
指導者の皆様には、単に「3食バランスよく食べましょう」「運動後30分以内に栄養補給をしましょう」といったアドバイスに留まらず、食事を変えてカラダが変わったその先にどんな自分が待っているのか、サッカーにどのように生かされていくのかという事を、日頃指導されている選手に対して伝えてあげてほしいという事をお話しました。そうすることで、選手たちが自分の食生活について考え、継続して食事改善に取り組む大きな動機づけになるはずだからです。
2日目のトレーニングセッションでは選手たちに向けて、トレーニングの前後にサプリメントの商品紹介をし、なぜトレーニング前後の栄養補給が必要なのか、なぜこのタイミングで摂ることが効果的なのかという事をお話しました。講義だけでは伝えることのできないことを体感してもらえる、非常に貴重な機会となりました。
今回の研修会が、参加された選手や指導者の皆様にとってトレーニングと栄養について考えるきっかけとなれば幸いです。
参加指導者コメント
遠藤司 さん(大宮南高校 サッカー部/スタッフ)
自チームのフィジカルトレーニングでは、メニューのバリエーションやプレーとの結びつけ、動機づけを課題としておりました。フィジカルトレーニングを正しいフォームで行う事は大切であると認識していましたが、あえて不安定な状況を作り出し、その中でも正しいフォームを取り、負荷をかけるというトレーニング方法は自分の知識にはないものでした。動的ストレッチについても、伸ばす部位の対極に力を入れるなど、行ってはいても、理屈や論理を知らなかった事まで解説いただき、非常に勉強になりました。バランス感覚へ与える負荷の重要性、また、課題であったサッカーのプレーへの結び付きも解説いただき、自分にとって非常に有意義な機会となりました。
中澤真明 さん(長野日本大学高校 サッカー部/スタッフ)
本日のトレーニングセッションを受けて、U-18年代にとってのウエイトトレーニングの必要性を実感し、施設用具が揃っていなくても、工夫によってできることがあると気づかされました。また、姿勢が少し違うだけでトレーニングが全く別物になってしまうことを再確認し、今まで取り組んできたことの修正の必要性を感じました。講習終了後に、早速自チームのグラウンドへ戻り、ウエイトトレーニングの用具を点検しました。今後は器具を可能な範囲でそろえ、人数が多くても使用できるように工夫していきたいと思います。また、チームのフィジカル担当コーチと、現状の評価、フィジカルメニューの再確認と習慣化するためのスケジュールを作成し、客観的な評価方法で分析されたチームのフィジカルの弱点強化を試み、栄養指導と関連付けながら、サッカーに適した身体づくりを計画的に行ってまいります。
佐藤純 さん(上田千曲高校 サッカー部/スタッフ)
今回はこのような機会をいただきありがとうございました。生徒もいつもとは違う学びを経験し、とても有意義な時間になったと思います。翌日の朝には、指導していただいた内容を他の生徒と共有し、トレーニングしてチームに還元してくれていました。そして、私自身もとても勉強になりました。今回学んだことを、今後の指導に役立てていきたいと思います。
参加選手コメント
秋葉直人 選手(東京学館高等学校 サッカー部)
昨年12月に前十字靭帯損傷したことで、膝回りの筋肉衰え、体力が落ちている為、リハビリに励んでいます。今回の講習ではリハビリにも導入できるメニューがいくつかありました。ランニングトレーニングでは、フォームの改善や足を動かす時の意識でまだまだスピードを上げる事が出来るという事を学びました。また、ウエイトトレーニングでは効率の良いトレーニングやストレッチのやり方、コツを学ぶことができました。今回学んだメニューを実践して、筋力強化、体力強化、ランニングを出来るようにリハビリを続けていきたいと思います。
青木悠大 選手(東海大高輪台高校 サッカー部)
足腰を強くして、踏ん張れる身体を作りたいと思い参加しました。
参加してみて、ただ筋肉をつけるだけではなく、サッカーの動きに必要な筋力をつけること、そのためのウエイトの仕方を教えてもらえてたことはとても参考になりました。不安定な状態でやること、1つのメニューで上半身から下半身まで鍛えられるものなど、今までにやったことのないものを知ることができました。また、ウォーミングアップのストレッチのやり方で、筋肉は反対側に力を入れると伸びることや、身体の仕組みなどを教えてもらい、その効果を実感することができたのでよかったです。今回の講習で聞いた事は1人でもできることなので、すぐに実践していきたいです。そして試合中負けない身体を作り、自分の身体をコントロールできるようにしたいとおもいます。
安井陽大 選手(東久留米総合高校 サッカー部)
体幹のバランスをよくすることを目標としています。
参加して感じたことはトレーニングを行う際に、そのトレーニングがどういうときに役立つのか、細かく考えながらやる事が大切という事を改めて感じました。当たり負けしない身体をつくることを目標にトレーニングに励みたいです。
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