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ゴールキーパーA級コーチ養成講習会 第1回集合研修を開催
2022年03月02日
日本サッカー協会(JFA)は、ゴールキーパーA級コーチ養成講習会の第1回集合研修を2月22日(火)、23日(水)にオンラインで実施しました。当初は対面方式で実施予定でしたが、昨今のコロナ禍の状況に鑑み、オンラインで2回に分けて実施することになりました。
この講習会は、プロクラブの中でゴールキーパー選手の指導ができる人材を養成すると同時に、世界で活躍できるゴールキーパー指導者として、日本サッカー指導者のリーダーとなる人材を育成することを目的としています。内容としてはUEFA GK-A級と同等のものであり、デジタルテクノロジーを積極的に活用することでインストラクターと受講生のコミュニケーションを増やし、講習会全体の質を高めていきます。
初日の講習会では、冒頭に指導者養成ダイレクターである西川誠太氏より、講習会開催の言葉で始まり、次にGKコーチ界のレジェンドであり、本講習会の講師であるフランス・フック氏、GKプロジェクトリーダーの川俣則幸氏、GKプロジェクトメンバーの加藤好男氏より、本講習会の全体説明が行われました。
自己紹介では受講者各々が本講習会で実現したい具体的な目標を発表し、インストラクター、受講生、スタッフが一丸となっての高い目標に向かっていくことを共有しました。その後、2回のグループミーティングで会話を重ねながら、講義を進めていきました。
2日目の講習会では、まずグループミーティングで初日の講習会の振り返りを行い、フランス氏より様々な内容のプレゼンテーションが共有されました。その後、今後の講習会以外での活動や課題について説明があり、第1回集合研修が終了しました。
講師コメント
フランス・フック氏
このような活動を可能にしているJFAに感謝します。
このJFA GKコースを開始できることを大変嬉しく、また誇りに思います。
これは、日本のゴールキーパーの能力を高めるために日本のコーチとゴールキーパーコーチをより良くするための道への大きな一歩です。
川俣さん、加藤さん、そして今年で第2回目となる本コースでのトップグループのハングリーな日本のGKコーチと一緒に働けることを楽しみにしています。
今年度第1回目の集合研修は、とてもエキサイティングで興味深いものでした。この経験を生かして、次の集合研修につなげたいと思います。JFA2050の目標にまた一歩近づきました。私たちはコーチングの水準を高めていきます。このような活動を可能にするJFAに感謝します。
川俣則幸 GKプロジェクトリーダー
今年2022年もGK-Aコースを無事にスタートすることが出来ました。
参加者の皆さん、インストラクターのフランス・フック氏、加藤好男氏、事務局、通訳の方々、その他このコースを支えてくださった多くの方々に心から感謝いたします。
コロナウイルスの影響のため、このコース開始はオンラインとなりました。
オンラインコースでも、参加者に大きな影響を与えられることは昨年のコースで実証済みです。
このコースが参加者の皆様にとって充実したものとなるよう、また、世界最高のGKコーチになるための研鑽の場となるよう、我々インストラクターも努力していきたいと思います。
加藤好男 GKプロジェクトメンバー
2022年度GK-A級コーチコースを開催出来ましたことを大変喜ばしく思います。
昨年に引き続きフランス・フック氏にチーフチューターをして頂けることで欧州の今を学ぶことができます。
フットボールは常に進化していてゴールキーパーの役割やプレースタイルも同様に進化しています。
私たち日本のコーチコースも世界に乗り遅れぬように学びを継続して行きましょう。
この度、より多くの方にGKプロジェクトをご理解いただくため、下記にQ&Aコーナーを設けました。ご質問のある方は以下フォームよりご入力ください。
https://forms.gle/JUgs6n9NyErTpjTB7
受講者コメント
植田元輝 さん(FC今治)
今回のコース受講をとても楽しみにしていました。日常でゴールキーパーについて深くディスカッションする機会が少ないので今日はとても良い時間を過ごすことができました。改めて、自分の意見を整理してディスカッションする重要性を感じました。
中村楽 さん(群馬県サッカー協会 FAコーチ)
オンラインでの開催となり皆さんにお会いできなかったことは残念でしたが、とても内容の濃い2日間となりました。この講習会を通じて様々なものを吸収していきたいと思います。