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新規47FAインストラクター研修会を高円宮記念JFA夢フィールドで開催
2022年06月22日
6月10日(金)から12日(日)までの3日間、高円宮記念JFA夢フィールドで、今年度より新たにC級/D級インストラクターとして活動をしていただく方々を対象とした研修会を開催しました。47FAインストラクターとは各都道府県にて「C級コーチ養成講習会」や「D級コーチ養成講習会」を担当する人材です。
C級/D級コーチライセンスは日本サッカー協会の指導者ライセンス制度の出発点にあたり、指導者の基礎を広く伝える役割を担っています。
受講者のみなさんは、ここでC級/D級のコースの内容や狙いを確認し、インストラクターとして求められる役割についての理解を深めました。この後、各FAでインストラクターとして活動し、講習会や研修会を通じて、その先にいる多くの子どもたちや選手たちが、いつでもどこでも、それぞれの能力に応じて楽しく学べる環境の輪を広げていく役割を担っていきます。
*C級コーチ養成講習会:
アマチュアチーム及びアマチュアレベルの選手(子どもから大人)を指導できる人材を養成すると同時に、これから指導者としての基礎を築こうとする指導者を養成することを目的とした講習会
*D級コーチ養成講習会:
アマチュアレベル(子どもを中心に)を対象とした指導者を養成すると同時に、子どもたちにサッカーの楽しさを伝えられる指導者を養成することを目的とした講習会
※詳しくはこちら。
https://www.jfa.jp/coach/official/training.html
マスターインストラクターコメント
宮川真一 JFAコーチ
まずは、新規47FAインストラクター研修をこのように夢フィールドで集合開催できましたことを嬉しく思いますと同時に、参加いただいたインストラクターの方々に感謝いたします。サッカーに関わる人々がHappyになるためには、指導者養成は鍵となります。今回は全国各地から新しくインストラクターとなる皆さんとC級、D級の内容を共有する機会でした。実際のコースのスケジュールの流れを確認しながら、講義と実技を繰り返し「双方向の学び」と「現場に即した内容」を体感していただき共有を深めました。
全国各地で「受講生も楽しい」そして「インストラクターも楽しい」講習会を広げていき、サッカーに関わる人すべてがHappyな国を目指しましょう。
参加者コメント
井森秀歩さん(岐阜県FAインストラクター/岐阜FC)
まず今回の新規47FAインストラクター研修を受講し、講師や受講者の方々のサッカーに対する情熱を感じとても刺激を受けました。
C、D級コーチは指導者としての入口なので各受講者が「指導って、楽しい!」と感じ、ポジティブに自チームの活動で指導してもらいたいという考えを聞き、とても共感を覚えました。全国の指導者自らが「楽しく」「ポジティブに」取り組めば、選手・子どもたちに伝わり、保護者やそれに関わる人たちにも良い連鎖が生まれると強く思います。実際に今回の研修では、インストラクターの方々の振る舞いで、研修会がポジティブな雰囲気となり、いろいろなディスカッションが建設的だったことを実感しました。
インストラクターと受講者の双方向のやり取りが大切であり、インストラクター自身の失敗談などを伝えることで、指導の難しさや楽しさを共有し、お互いが成長していく関係を作り上げることがポイントになることも学びました。
今回学んだこと、ポジティブな連鎖を岐阜のC、D級受講者へ伝えていきたいと思います。
全国の指導者が子どもたちにより良いサポートをして、日本サッカーが発展することを願います。講師、事務局の皆様、一緒に受講した皆様、3日間ありがとうございました。今後とも日本サッカーのためにお互い頑張っていきましょう!
的場千尋さん(広島県FAインストラクター/福山大学)
この度、2022年度新規47FAインストラクター研修会に参加させていただきました。
スケジュールは2泊3日で、そのなかでC級のコースを講義・実技ともにインストラクターとしての観点で一通り学びました。私としても久しぶりの対面集合形式での研修となり有意義な時間となりました。そして、本研修会が日本サッカー協会のシンボル的な場所である夢フィールドで行われたことに様々な価値があると感じました。
最終日には、本研修会に参加した指導者による指導実践が行われ、実際の指導機会もありました。
本研修会を通じて再認識したことは、我々指導者のレベルアップが直接日本サッカー発展につながるということです。指導者養成インストラクターには、「やりがい」は間違いなくありますが、それに伴う「責任の重さ」などもあり簡単な仕事ではありません。
しかし日本サッカー発展のためには必要不可欠な存在であることも間違いありません。日本サッカーが世界のリーダーとなれるよう、サッカーファミリー全体として協力して進んでいく必要があると考えます。
JFAと各FAが協力し、日本でしかできない指導者養成を確立できるよう私なりに注力できればと考えます。
多くの方々のご尽力により、本研修会を無事に終えることができました。この度はこのような機会を与えていただき心より感謝します。
今後も多角的な学びの姿勢を常に意識し、試行錯誤を繰り返していきます。