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Jリーグクラブ対象 女性スクールコーチ研修会 実施レポート
2022年10月20日
日本サッカー協会は今年、初めての試みとして、「Jクラブ対象 女性スクールコーチ研修会」を実施しています。参加者全員が集まって数日間のプログラムに取り組むという研修ではなく、JFA主催の各事業に参加し、JFAコーチ等といっしょに指導や運営に関わるなかで、以下の目的に即した活動・行動を行っていくというものです。
「Jクラブ対象 女性スクールコーチ研修会」 の目的
①女性コーチの発掘につなげる
②Jクラブのスクールで活躍する女性コーチのネットワークを広げる
③Jクラブのスクールにたくさんの女の子が参加しやすい環境、受け皿を増やすきっかけをつくる
④所属FA関係者と繋がり、日常の取り組みから関われる関係をつくる
⑤JFAが行っている女性指導者への取り組みを伝える
「Jクラブ対象 女性スクールコーチ研修会」 対象事業
①9月10日(土)@高円宮記念JFA夢フィールド
JFA Magical Field Inspired by Disney ファミリーサッカーフェスティバル “First Touch” in 千葉
②10月1日(土)- 2日(日)@Jグリーン堺 中学校女子サッカー部フェスティバル
③10月15日(土)- 16日(日)@高円宮記念JFA夢フィールド 中学校女子サッカー部フェスティバル
今回は、9月10日(土)開催の「JFA Magical Field Inspired by Disney ファミリーサッカーフェスティバル “First Touch” in 千葉」に参加した6名のコーチをコメントとともにご紹介します。
※当日のファミリーサッカーフェスティバルの様子はこちらをご覧ください。
佐藤希穂 さん(ベガルタ仙台)
ファミリーサッカーフェスティバルにご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。私自身、このような女の子が中心となるフェスティバルに指導者として参加するのは初めてだったので、少しでも多くの女の子たちにサッカーって楽しい、やってみたいと思ってもらえたら、とてもうれしく思います。今後もたくさんの女の子たちがサッカーに関われるようなイベントに私自身も参加して、たくさんの子どもたちがサッカーって楽しいと思える瞬間に指導者として携わっていきたいと思います。これからも女の子のサッカーの輪を広げていけるようがんばりたいと思います。
小室真綾 さん(鹿島アントラーズ)
当日は約200名の親子がプリンセスのウエアに身を包み、ピッチに入場してきたときの子どもたちの目はとてもキラキラしていました。最初は初めてのサッカーに緊張している様子でしたが、親子でいっしょにチャレンジして、子どもたち、保護者のみなさま、コーチたちみんなで喜び合い、最後は笑顔で溢れていました。自分自身も、子どもたちのチャレンジする姿勢にすごく勇気をもらうことができ、一緒にサッカーを楽しむことができました!このイベントをきっかけに、サッカーを好きになり、色々なことにチャレンジしてもらいたいです。子どもたち、保護者のみなさまに出会うことができとても感謝しています。
北上優 さん(大宮アルディージャ)
“たった一歩で、世界は広がる”というコンセプトですが、イベントを通して改めて、その一歩を踏み出すのは勇気がいるし、ディズニープリンセスという最強のサポーターがこんなにもたくさんの子どもの新しい世界を広げていることに驚きました。たくさんの子どもやご家族の笑顔を見ることができ、幸せな時間でした。このような素敵なイベントに参加させていただき、ありがとうございました。
大坪夏歩 さん(ジェフユナイテッド市原・千葉)
私は、サッカーのプレー経験がほとんどなく、今回の研修会では、当初緊張と不安を抱えての参加でした。ですが、決まったメニューの中でいかに子どもたちに合わせ、楽しさとどんなことが出来たかなどの達成感を味わってもらえるか、そのためには自分の殻を破るだけでなく、自分の持ち味を引き出すことが大切だと感じ、研修でもそれが最大に活かされたのではと思いました。今後の活動では、少しでも女の子がスクールに増えるよう、幼稚園や小学校の巡回教室やイベントで自分の良さを活かし、女の子も活動をしやすい場を作っていけたらと思います。
田邊李恵菜 さん(清水エスパルス)
私自身が普段メインコーチを持つことがなかったので正直不安な気持ちで当日を迎えましたが、JFAのスタッフのみなさんが自分自身楽しむことが大切だと言われたので、自分の殻を破り楽しむという気持ちで取り組んだので、とても充実し活動に取り組めました。最初は緊張で不安そうな表情を見せた子も、時間がたつにつれて自然と笑顔で楽しんでいたので良かったです。
女の子がサッカーを始めるには、きっかけが大切だと感じているので、自然とサッカーに興味が出るような取り組みであったり、サッカーは楽しいと思える子が一人でも増えていくようにしていきたいです。
小川奈津美さん(清水エスパルス)
フェスティバルが始まる前、とても緊張していましたが、いざ始まると参加者の方々の笑顔や一生懸命に取り組んでくれている姿を見て、私自身も楽しく活動させていただきました。お父さん、お母さんが子どもの良いところを見つけて「すごいね!上手!」や失敗しても「もう一回やってみよう」と常に前向きな言葉がけをして、いっしょに取り組んでくれたので子どもたちは最後まで楽しく活動できました。今回参加してくれた女の子のなかで、1人でもサッカーを始める「きっかけ」となればいいなと思います。
エスパルスではガールズクラス(清水)や男の子といっしょに女の子もサッカーをしています。毎月女の子だけのイベント、「なでしこひろば」も開催しています。少しでも「サッカーをはじめてみたい」と思ったら、ぜひエスパルスでいっしょにサッカーをしましょう!