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JFA公認指導者研修会[障がい者サッカーコース]を静岡産業大学(静岡県)で開催
2023年01月26日
1月9日(月・祝)に静岡産業大学(静岡県磐田市)にて、JFA公認指導者研修会[障がい者サッカーコース]が開催され、15名が受講しました。
講師コメント
北野孝一 JFA障がい者サッカーインストラクター
当日は肌寒い中でしたが、受講者の皆さんには実技・講義にと真剣に取り組んでいただき、受講者の方にとっても、我々講師にとっても学びのある、実のある研修会になったと思います。
静岡県では、これまでも数回にわたってリフレッシュ研修会が開催されており、取り組みの理解者の輪がじわじわと広がっているのではないかと思います。この研修会にも静岡県協会の関係者の方が関わってくださいました。感謝とともに、さらに、大きな輪へと広がることを期待します。
主催協会スタッフコメント
大石隆夫 氏(一般財団法人静岡県サッカー協会・B級チューター/ジュビロ磐田)
講義では、「人はなぜサッカーをするのか?」についてディスカッションする時間がありましたが、障がいのある・なしに関わらず、人がサッカーをする理由は誰でも同じであることが確認できました。楽しみながら「サッカーでサッカーを学ぶ」ことや、「STEPS」を意識して指導することは、障がい者サッカーに携わる指導者でなくても、共通して重要な要素であると思います。
実技では、アイマスクやアンプティサッカー用のクラッチを使って、しっぽ取りゲームなどを行い、少しの工夫で誰もが一緒にサッカーができることを体験できた良い機会となりました。
今後もグラスルーツ委員会などの各委員会と連携し、継続的に開催していきたいと考えています。
受講者コメント
田口快里 さん
障がいを理解し、全員でやれることが楽しいと思いました。特性に応じて、サッカーがやれたら楽しいんだ!と改めて思いました。
古澤明子 さん
聴覚支援学校で(サッカーを含む)うんどうあそびの指導をしています。何となく知っていた障がい者サッカーの世界を実体験することで、より深く知ることができました。こんなことで差が生じるんだ、誤解が生まれるんだ、伝わらないんだ、ということがよくわかりました。
柳瀬翔太 さん(浜松市立浜北北部中学校)
障がいのある人のこともそうですが、公立中学のサッカー部だと選手のレベルが大きく違う場合があるので、そういうときにも「修正」や「パラレル」の考え方は使えると思いました。全員が参加感を持ちながら、チャレンジしてレベルアップしていくことが大事だと思います。