A級コーチジェネラル養成講習会を高いレベルで実施するための準備コースとして2021年に始まったB級スキルアップ研修会は、一昨年、昨年に続き大変多くの方にお申込みいただき、今年度は8地域で開催しました。このコースはB級コーチ養成講習会の指導実践テーマを重点的に復習し、今後の指導に役立てていただくとともに、各地域で実施されるA級トライアル通過を目指すことを目的としています。

今年度は、各地域でJFAチューターとFAコーチがペアとなってチューターを務めるかたちで実施し、12名の参加者は集合後に3人ずつのグループに分かれ、限られた時間内で指導実践のプランニングとグループワークをし、監督・コーチ・GKコーチとして1回ずつ、計3回指導実践を行いました。一人ひとりが自身の課題と向き合い、自チームでの指導にどう生かしていくかを考えながら、チューターや他の参加者とのディスカッションを繰り返し、様々な学びや気付きを得る機会となりました。

運営においては、シニアチューターや各地域の多くの皆さまに、また指導実践においては各地域の高校生年代の選手の皆さまに多大なご協力をいただきました。

スケジュール

開催一覧

参加者コメント

小坂典弘 さん（青森FA 上北地区トレセンU-13監督）
チューター、サポートスタッフ、参加者のみなさんと中身の濃い時間を共に過ごすことができ、指導者の方々との指導実践や振り返り、グループワークのどれも学びの多い、考えが深まる研修でした。その中でも私は、グループのメンバーにも恵まれ、限られた時間の中でディスカッションし、監督役の指導イメージをともに考え、トレーニングを考えることができたことや振り返りができたことは今後の財産となりました。また、チューターの指摘が的確で自分自身の指導実践はもちろん、自分以外の方の指導実践の振り返りの場面でもサッカーやプレー場面の捉え方を整理することができました。特に自分自身の指導実践の後はチューターと様々な視点からディスカッションができ、選手に獲得させたいプレーや意識づけについて大事なことに気付かせてもらいました。チューターの情熱的なところにも大変刺激を受け、今後も目の前の選手のために指導力を高めていきたいと強く思いました。

杉下広起 さん（尾張フットボールクラブコーチ）
A級ジェネラル受講に向け、自身の指導をスキルアップさせたいという高い意識をもった指導者の皆様と様々な経験、情報の共有ができたこの2日間は私にとってとても貴重なものとなりました。チューターからは、参加者の考えや意図を否定することなく、更に向上するためのアドバイスをしていただけました。また、A級ジェネラルを目指す我々がB級でおさえるべきこと、そしてそこからA級ジェネラルで目指すべきことなど具体的なことも確認することができました。
自分がB級を受講した時からテーマも新しくなっていたので、改めて個人戦術、グループ戦術の大切さを学びました。現象を【分析】し【適宜】指導できる指導者になれるよう日常から取り組み、スキルアップできるようにしていきたいです。
最後となりましたが、チューターのお二方、素晴らしい環境を提供し運営をしてくれた福井県サッカー協会の関係者の皆様、非常に暑い中、一生懸命プレーしてくれた丸岡高校、北陸高校の選手の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。