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フィジカルフィットネスプロジェクト~ AFC U20アジアカップウズベキスタン2023におけるGPSデータ紹介
2023年04月14日
JFAフィジカルフィットネスプロジェクトでは、アンダーカテゴリー日本代表活動中のトレーニングと試合時における運動強度のモニタリングを行っています。
今回は、AFC U20アジアカップウズベキスタン2023(3.1-3.18)でのGPSデータを紹介します。
U-20日本代表は同大会においてグループリーグを3戦3勝で突破し、FIFA U-20ワールドカップ出場権をかけた準々決勝でも勝利しました。迎えた準決勝では、延長戦でも決着がつかずPK戦で惜敗を喫し、優勝を逃して帰国となりました。
グループリーグ初戦の中国戦では前半早々にオウンゴールで失点した後、後半の終盤に同点に追いつくまで、DFライン5人とMF4人でブロック組む相手をなかなか崩すことができませんでした。スペースがない中で逆転したものの、全体的な走行距離や25km/h以上のスプリント数は低い値となりました。
2戦目のキルギス戦では、前線からプレスを仕掛けてくる相手に対して攻め込むことができずボールを保持する時間帯が続きました。後半に入り、少ないスペースを突きながらインテンシティを高めることにより得点機会が生まれて3-0で勝つことができました。
3戦目のサウジアラビア戦はオープンな戦いとなり、お互いにカウンターを仕掛ける場面が多く、全体的な走行距離や20km/h以上のハイインテンシティの割合も高いものとなって、試合も2-1で勝利することができ、グループリーグを1位で突破することになりました。
準々決勝のヨルダン戦では、前半は攻勢を強めましたがなかなかゴールを奪えず、後半さらにギアをあげ前線からのハイプレスで得点をあげると追加点も奪い、特に後半は前半を上回る運動量で勝利してFIFA U-20ワールドカップ出場を決めました。
準決勝のイラク戦では、常にリードされる苦しい展開となりました。延長戦に入った後も終了間際に追いつき、PK戦で負けましたが、粘り強く戦えることを証明しました。
3週間にわたる大会期間で、決勝進出はならなかったものの最後まであきらめない姿勢を貫き通し、フィジカルフィットネスだけでなくメンタル的にも成長がみられた大会だったと思います。
測定結果はこちら
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