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ろう者サッカー男子日本代表候補 強化合宿を開催
2018年08月02日
7月14日(土)から16日(月祝)に、静岡県静岡市の清水ナショナルトレーニングセンター(J-STEP)にて、ろう者サッカー男子日本代表候補合宿が行われました。
ろう者サッカー男子日本代表は、先日行われた第4回アジア太平洋ろう者サッカー選手権大会で準優勝し、2020年デフワールドカップの出場権を獲得しました。
今回は、2019年に開催されるデフリンピック2021のアジア予選に向けた、新生日本代表候補メンバーが招集され行われました。メンバーの中には中学生や高校生も多く、将来性豊かなメンバーとなりました。
初日は練習開始の前に、自己紹介、バランス(脳震盪)検査、ライフキネティックトレーニングが行われました。ライフキネティックトレーニングとは、運動と脳トレを組合せたトレーニングで、ストレス軽減や、集中力向上、認知機能向上などの効果があると言われています。その後、ピッチでボールを使用した練習を行い、紅白戦も行われました。
2日目はピッチの広さを調整しながらの紅白戦をメインに練習が行われました。
最終日はパス回しや2対2、そして最後に紅白戦で締めくくりました。
3日間猛暑の中での合宿となりましたが、大きな怪我や病気もなく無事合宿を終えました。
次は10月に合宿が行われます。選手たちは夫々のチームに戻り、日本代表候補に残れるよう日々活動していきます。
コメント
植松隼人 日本代表監督
5月に開催されたアジア選手権では2020年ワールドカップの切符を獲得することができ、次へのステップとして来年秋には2021年デフリンピックの切符を獲得するためのアジア選手権を控えております。重要な大会に向けて多くの若手選手が集まり選考合宿として行いました。非常にエネルギッシュな選手が多く、国際大会経験選手から刺激を受けながら、取り組んでもらいました。世界を勝ち取るために必要な要素を取り入れたメニューとコミュニケーションを積極的に取ることを要点に行いました。次は10月の3連休に三重県菰野町で選考合宿を行います。ぜひ足を運んで頂きたいと思っておりますので応援のほど宜しくお願い致します。
細見尚史 日本代表コーチ
J-STEPの皆様にご協力いただき、来年開催されるデフリンピックアジア地区予選突破に向けた選考合宿を実施いたしました。今回は希望者を広く招集した影響で初めて代表活動に関わる選手も多く、将来性豊かな選手を見出すことができました。また、3日間を通して代表歴のある選手達の、チームのことを第一に考えた行動や気配りが若い選手達の良い見本となり、選手同士の活発なコミュニケーションも多く見られました。合宿開催にあたり、チームをサポートしてくださった関係者の皆様、ありがとうございました。
松元卓巳 日本代表候補選手
アジア大会後の合宿であり、来年のデフリンピック予選に向けての新たなスタートでした。今回は、中学生から高校生と若い選手が多くフレッシュな合宿となりました。連日の猛暑の中、体力的にキツい合宿でした。新しい選手が多いので、代表チームのコンセプトのすり合わせコミュニケーション等に重きを置き過ごしました。日の丸を背負う選手としてどうあるべきか再確認できた合宿でした。今回、素晴らしい環境を提供してくださったJ-STEPの皆様ありがとうございました。
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