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第18回CPサッカー全日本選手権大会 横浜BAY FCの初優勝で終了

2018年10月19日

第18回CPサッカー全日本選手権大会 横浜BAY FCの初優勝で終了

第18回CPサッカー全日本選手権大会が9月29日(土)、岐阜県・長良川球技メドウで開催されました。

CPサッカーは正式には「脳性まひ者7人制サッカー」と呼ばれ、杖無しで歩・走行可能な脳性麻痺、脳外傷、脳血管障がい等による肢体不自由の選手がプレーします。少年サッカーと同じピッチ、ゴールのサイズで、GK1名を含む7名で行われます。

昨年に続き、今年も台風24号の影響で2日間の予定を変更し、29日の1日だけの開催となりましたが、全国から6チームが参加し、厳しいコンディションの中、激しい試合が次々と展開されました。

今年は、横浜BAY FCが初優勝を飾り、CPサッカー全日本選手権に新たな歴史が刻まれたました。大会終了直後から、来年の全日本選手権大会への抱負を語る選手も多く、次に繋がる大会となりました。

大会結果

優勝:横浜 BAY FC(横浜市)
準優勝:エスペランサ(川崎市)
3位:P.C.F.A.サルタル(東京都)
4位:CP神戸(兵庫県)
5位:ASユナイテッド(埼玉県)
6位:FCプログレッソ(岐阜県)※オープン参加

優勝チーム監督コメント

佐々木周也 監督(横浜BAY FC)
あの日から20年。チーム発足からちょうど20年の今年。そんな節目の年に初優勝を飾ることが出来ました。リーグ戦を2試合。準決勝、決勝の2試合。一日に4試合という厳しい条件の中、最後の瞬間まで走り切った選手達。「がんばれ!」という言葉が安っぽく感じてしまうほど、必死に走る姿には、とにかく感動しました。うしろ姿が本当に頼もしくなったな、と。ベンチの選手、スタッフも声を枯らし、共に闘いました。いろいろなことがあった20年は、描いたとおりの未来にならなかった年もありました。ふり返りたくない過去もありました。試合に勝てないことが続いたことも…。いまが最高のBAY FCだと言ってくれる人がいます。優勝を祝ってくれる人がいます。日々の活動を支えてくれる人がいます。そんな人たちに連覇の報告ができるよう、また一つ一つ積み上げていく1年にしていきたいと思います。

準優勝チーム監督コメント

神幸雄 監督(エスペランサ)
今年の大会は、台風が近づく中、大会運営に関わる皆様方々の熱意によって開催されました。私たちの日頃の練習の成果を発揮する舞台を整えて下さったこと、心より感謝いたします。私たちは、このような素晴らしい国内最高の大会に出場するからには、優勝し4連覇を目指して挑みました。しかし、大会の予選リーグで2敗し、優勝など絶望的な状況でした。予選最下位から決勝戦までたどり着いたのは、選手、その選手たちを支えるコーチスタッフ、そして、日頃からエスペランサの活動を支え応援してくださる方々の想いの集結で、「当然の奇跡」だと感じました。エスペランサの選手たちは、日々成長し、強く良い選手に進化しています。これからもエスペランサの応援を、よろしくお願いいたします!

3位監督コメント

宮内俊也 監督(P.C.F.A.サルタル)
2年続けて3位という結果に終わり、非常に悔しい思いはありますが、初優勝した横浜BAY FCの選手、スタッフの皆様を心より祝福したいと思います。また、今年も台風が近づく悪天候での開催でしたが、大会のために御尽力くださった皆様、参加されたチームの皆様、そして応援いただいた皆様方にはこの場を借りてお礼申し上げます。チームはこれからも「サッカーを楽しむ」気持ちを忘れずに、プレーする選手も観ている人も楽しめる、そんな魅力的なサッカーに磨きをかけていきたいと思います。スタッフ含めメンバー全員でチーム力を高め、さらにレベルアップしたSALTARを来年の選手権ではお見せします。そして、内容とともに結果もついてくるよう、この一年の練習に励みたいと思います。

MVP選手コメント

児玉良太 選手(横浜BAY FC)
今回、どの試合もスコアが紙一重であったことから明らかなとおり、優勝することができたのもBAY FCの運が少しだけよかったからにすぎません。ただ、私にとって全国大会は日ごろの練習の成果を試す場所と考えているので、この一年の練習の成果が目に見える形となったことは嬉しく思います。もちろん、私がMVPをいただいたことも嬉しいのですが、それ以上に私にとって価値があるのは、現行の大会方式になってから優勝した経験がない代表、監督、スタッフのほか、選手が優勝するという経験ができた一助になったことです。私がMVPをいただけたのも実力ではなく、たまたまだと思っていますが、それでも寛大な心で私が自由にキーパー練習をすることを認めていただいた監督、また、キーパー練習に付き合ってくれたスタッフ、選手の皆さんによるところが大きいと思っています。年齢的なこともあり、選手を辞めようと思うことも多々ありましたが、クラブ内外の方の支えもあり、これまで続けられることができました。引き続きご面倒をおかけすることをご容赦していただくとともに、今後とも努力していく所存です。

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