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デフフットサル男子日本代表、スペインで初の海外遠征を実施
2019年01月15日
デフフットサル男子日本代表の初の海外遠征が、12月9日(日)から17日(月)にかけてスペインのバルセロナで行われました。遠征では練習はもちろんのこと、連日地元のクラブチームと練習試合を行いました。またスペインフットサル指導者ライセンス最高位のレベル3を保有するバルセロナBのチャビ監督と渡邊健氏にこれまでの試合を分析してもらい、苦手な部分や気付けなかった戦術の動きなど細かい部分までクリニックでアドバイスをいただきました。
ハードな日程でしたが、選手たちは2月にバンコクで行われるワールドカップアジア予選、11月のデフフットサルワールドカップ2019に向けて経験を積むことができました。
バルセロナ遠征戦績
1勝1敗2分け
vs Castelldefels 2-2 (前半 1-1、 後半 1-1)
得点者:野寺×2
vs C.E.Alhena 5-6 (前半 2-3、後半 3-3)
得点者:東海林、設楽×2、松本、吉野
vs FS.SantCugat 3-3 (前半 2-1、後半 1-2)
得点者:吉野、東海林、松本
vs futsal cervello 5-1(前半 4-0、後半 1-1)
得点者:松本×2、東海林、野寺、吉野
《その他の活動》
・チャビ氏による試合分析、クリニック
・渡邉氏による試合分析、クリニック
・リーガナシオナル(バルセロナ vs Movistar Inter)観戦
・バルセロナB トレーニング見学
・バルセロナ地元クラブ トレーニング見学
・バルセロナU14・10 試合観戦
・サクラダファミリア観光
・カンプノウ見学
選手コメント
上井一輝 選手(デフフットサル男子日本代表/前回ワールドカップ出場)
私達は世界一を目標に掲げています。2019年のワールドカップで優勝を成し遂げるためにスペイン遠征へ行って参りました。この遠征の成果は優勝という形でお見せしますので今後の動向に注目してください。日本男子フットボール界において、初の世界一を獲得し、この結果をもとにデフフットサル周辺環境をはじめ日本のフットボール環境をもより良くすることが私達の夢です。日本のフットボール界の代表として一日一日戦ってきます。
松本弘 選手(デフフットサル男子日本代表/前回ワールドカップ出場)
今回のスペイン遠征で、対外試合を4試合行うことができました。試合を通して私自身強く感じたことが2つあります。1つ目は、ボール保持者に対するアプローチとオプションの組み立て(サポート)です。対戦した4試合全てにおいて、ボールを受ける時の身体の向き、ボール保持者の状況が悪かった時のフォローへの判断がとても速く感じました。コート全体を良く見て状況判断をする。フットボールをやる上で基本的なことですか、基本的な部分の質がとても高いことを肌で感じることができました。2つ目は、スペインのフットボール文化に触れたことです。対外試合もそうですが、トップレベルのコーチによるクリニック、現地のリーグ観戦は胸を熱くし、ワンプレーワンプレーに刺激と嫉妬で溢れました。私達は、2019年デフフットサルワールドカップ優勝、世界一を目標に掲げています。海外遠征で感じたこと、学んだことを国内合宿で積み重ねていき、本大会に向けて準備していきます。今回の海外遠征が一回限りではなく常に行えるよう、日本デフサッカー&デフフットサル日本代表の環境がより良くなっていくことを信じて、全身全霊戦っていきます。
吉岡成哲 選手(デフフットサル男子日本代表/前回ワールドカップ出場)
2015年はデフフットサル日本代表に初選出され、イランと3回やって1度も勝てませんでした。前回のワールドカップでは7位でしたが、優勝と準優勝はアジア予選にいるイランとタイがいるので、 このままの実力だと世界一になれません。「倒すために何をやるべきか?」「現代表には何か足りないのか?」「自分の実力はどこまで通用するか」を再確認するために世界最高峰の国のスペインに遠征してきました。全試合を通してチーム戦術や個人で打開する手段、パスの出し手と受け手の意思疎通などとても勉強になり、一番痛感したことは日の丸を背負って戦いに行っているのに「試合の前にアップする時間が短かったため試合の入り方が悪く、身体が思う通りに動けなかったこと」です。どんな状況でもチームとしてやるべきことや意思などしっかり意識していくことが大事だと再確認しました。アジア予選まで、スペインで学んだことに所属チームで日々取り組み、アジア予選を突破して、応援やサポートして下さった方に恩返しするつもりで11月のワールドカップでは世界一を取ります。応援よろしくお願いします。