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JFAファミリーフットサルフェスティバル2010 with KIRIN スペシャルステージ in 愛知 11月21日に大洋薬品オーシャンアリーナで開催
2010年11月26日
家族の触れ合い、ボールを蹴る楽しみを味わうことをテーマに開かれる「JFAファミリーフットサルフェスティバル2010 with KIRIN スペシャルステージ in 愛知」が 大洋薬品オーシャンアリーナで11月21日開催され、愛知、三重、岐阜の3県から21チーム、約200人が参加した。表彰式では勝敗にかかわらず、フットサルを大いに楽しんだ「MENGAO」がファミリー賞を獲得。そのほか「FCセントレアレディースA」にフェスティバル賞、「FCアニマルズ」にフットサル賞がそれぞれ贈られた。
ファミリー賞
名古屋グランパスが悲願の初優勝を決めた翌日に開催された、愛知県でのスペシャルステージ。家族みんなで思いっ切りフットサルを楽しんで、弾ける笑顔でピッチを駆け回った「MENGAO」がファミリー賞に選ばれた。メンバーは山口正春さん(31)、奥さんの絵美さん(30)、勝輝くん(9)、優輝くん(7)の4人家族を中心に、友人の石原永規さん(23)と渡邊文香さん(23)が加わった6人で参加した。
正春さんは、13歳の時に来日した日系3世のブラジル人。幼いころから始めたフットサルを名古屋でも続け、社会人になってからはフットサルの東海1部で活躍した元サントスのメンバーとなった。現在は一度解消したチームを継承して自らサントスの監督となった。併せて発足したジュニアのスクール「MENGAO」で指導もしている。もちろん、愛息の勝輝くんと優輝くんも所属。日本代表もプレーしたピッチを元気いっぱい駆けた、勝輝くんの将来の夢は世界一のブラジル代表になることだ。父の国籍からブラジル国籍も取得できる勝輝くんは、単に父の国籍を選ぶというよりも、「日本代表よりも強いブラジル代表で世界一になりたい」と夢は大きい。今回の助っ人でジュニアスクールのコーチを務める石原さんは「いっぱい頑張れば夢じゃない」と激励した。
母親の絵美さんは正春さんと知り合ってフットサルを身近に感じるようになった。2人の子どもの側で「長男はおなかにいるときから、私のおなかをボールみたいに蹴っていましたから」と笑う。いまではフットサルは家族にとって欠かせないきずなといえそうだ。正春さんも「子どもたちの大会は少ないから、この大会はうれしいですね。子どもも大人も楽しめて、家族や仲間とのいい関係がグッと深まる。いい汗かけてますよ」と、楽しく参加できたことを喜んでいた。
フットサル賞
フットサル賞は斎藤佑輔さん(34)と服部円さん(35)の2家族7人で参加したFCアニマルズが選ばれた。今回のチームは、斎藤さんの長男大雅くん(6)と服部さんの長男正大くん(7)が愛知FCキッズコースの仲間だったことが縁でチーム結成となった。
斎藤さんは「休みに公園で子どもの相手をするくらい。子どもの大会は少ないからいいことです」。妻の理恵さん(33)は、「娘の清香(9)ともいっしょにできて楽しかった。ゴールできてうれしかった」と、日課のジョギングとは違った、フットサル初体験に大満足の様子だった。
服部さんは「前日に突然オファーがあって出ることになったんです。フットサルは好きで仲間でリーグをやったりしてますが、素晴らしい会場でプレーできて最高です」とニッコリ。奥さんの智子さん(33)も「家族で楽しめた上に賞もいただいて良かった」と、うれしそうに笑顔を見せた。
フェスティバル賞
フェスティバル賞は3家族の混合チーム、FCセントレアレディースAが受賞した。蛭田泰治さん(36)は家族5人で参加。3人兄弟の次男希生くん(11)は「お父さんは(練習と違って)試合では厳しかったけど、楽しかった」。三男友真くん(8)は「みんなとできて楽しかった」と笑顔を見せた。久松史典(43)さんは愛娘2人と奮戦した。久松さんは「娘と一緒に試合に出る機会はないですから。本当にうれしい」とはにかんだ。西村公孝さん(39)は家族4人で参加。「発表会に来ないのに、(フットサルの)練習には来た」とちゃかす妻輝美さん(39)の横で「子供と一緒にやれるのは楽しい」と西村さんはほほえんだ。
チームの母体であるFCセントレアは07年にレディースを創設。今では24人が週2回の練習を行っているが、女子クラブが少なく試合相手がいないのが悩みの種だ。代表の土田隆義さん(46)は「レベルアップと、試合の楽しさを知ってほしいと思い、昨年から参加しています」と話した。
キリンフットサル教室
元フットサル日本代表でJFAスペシャル・インストラクターの相根澄(さがねきよし)さん(37)による「キリンフットサル教室」が、午前の部と午後の部の間に行われ、参加したチームから約60人の小学生たちが、楽しく学んだ。
最初はペアを作って手をつないでいっしょに逃げる鬼ごっこ。ピッチいっぱい元気に駆け回った。その後は3人手をつないでボールをキープしながらの鬼ごっこと、ハードルが上がった。常に子どもたちに問いかけながら指導する相根さん。足の裏を上手に使うことを熱弁。「インサイドでボールを止めることも出来るけど、強いパスを足の裏で止めること。足の裏を使ってボールをコントロールすることはとても大切」。さっそく子どもたちも実践練習に取り組んだ。
シュート練習ではトーキックを伝授。「歩きながら蹴る。歩く方向に真っすぐに蹴る。足の指に力を入れてボールに負けないように強く蹴る」と話、自ら1歩、2歩、歩いてトーキックを決めて見せた。
キリンビール(株)中部圏統括本部 営業企画部 担当部長 齊藤 隆範さん
日ごろよりキリン商品をご愛飲いただきまして誠にありがとうございます。また本日は「JFAファミリーフットサルフェスティバル2010 with KIRIN スペシャルステージ in 愛知」にご参加いただきありがとうございました。このフェスティバルはフットサルの経験者はもちろんですが、経験のない方にもボールを通じてフットサルの楽しさを理解していただこうと行っております。みなさんのプレーを拝見して大変感動いたしました。家族みんなでプレーして、失敗してもみんなで助け合い、またシュートが決まったら家族みんなの笑顔があふれるという素晴らしいシーンを見せていただいたことを感謝いたします。
キリンビール、キリンビバレッジは78年から30年以上にわたり、日本サッカーの支援を続けてきました。今後も日本代表の応援を続けていきますが、未来の代表選手になるようなジュニア育成の強化の支援もいたします。また、本日の大会のように家族みんなでフットサルやサッカーに親しんでいただけるようなイベントの支援も続けていきたいと思います。
東海地区では、キリン商品に長きに渡り高いご支援を頂戴しています。今年発売しました、新ジャンルのキリン本格〈辛口麦〉も好調なご支持をいただいております。今後ともフットサル同様にキリン商品のご愛顧もよろしくお願いいたします。
愛知県サッカー協会・フットサル委員会 副委員長 小坂 博章さん
スペシャルステージは子供から大人まで年齢を問わず楽しめ、家族のきずなを深め、フットサル、サッカーに興味を持ってもらえる絶好の機会と考えています。今回も愛知、三重、岐阜の3県から参加を頂きました。今年は名古屋グランパスが悲願の初優勝を果たしました。協会もその勢いに乗ってフットサルのさらなる普及を目的に、今後も家族で楽しめるフットサル、サッカーの支援を続けていきたいと考えています。これからも奮って参加をお願いいたします。。
文・写真提供:日刊スポーツ
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