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JFAファミリーフットサルフェスティバル2009 with KIRIN スペシャルステージ in 滋賀 10月3日に滋賀県立長浜ドームで開催

2009年10月08日

JFAファミリーフットサルフェスティバル2009 with KIRIN スペシャルステージ in 滋賀 10月3日に滋賀県立長浜ドームで開催

 家族のふれあい、ボールを蹴る楽しみを味わうことをテーマに開かれる「JAFファミリーフットサルフェスティバル2009withKIRIN スペシャルステージin滋賀長浜ドーム」が3日、開催され、約300人が心地いい汗を流した。表彰式では勝敗に関係なくフットサルを楽しんだ「Vigor青」にファミリー賞、「スポカル栗東」にフェスティバル賞、「ホワイターズ」にフットサル賞が贈られた。

 滋賀県で初めて開催されたスペシャルステージは、6ピッチが楽々とれる開放感いっぱいの長浜ドームでの開催となった。県内から27、兵庫1、岐阜から2の30チーム、約300人の家族チームが、思いっきりボールを蹴り、応援の声を張り上げるなどしてさわやかな汗をかいた。
 午前中のリーグ戦では、お父さんのアドバイスに子供たちが動き、お母さんとのボールの奪い合いなど微笑ましい中にも真剣なプレーが続出。午後からはキリンフットサル教室のほかにボールゲームやミニ運動会も開かれるなど家族の触れあいを存分に楽しみ絆を深めた。また盛りだくさんの賞品やお楽しみ抽選会もあり、最後まで歓声はやまなかった。

ファミリー賞

 ファミリー賞を獲得したのは「Vigor青」チーム。4年前から小中学生とお母さんが中心に集まってフットサルを楽しんでいる彦根のチーム「Vigor」のメンバーが“青と赤〟に分かれて参加した。現在は14人ほどが、滋賀大学のフットサルサークルで活躍している西岡達二さん(21)と仕藤陽太さん(19)の指導を受けながら汗を流している。
代表の森田玉恵さん(45)は「ファミリー大会を中心に年2回、8回ぐらいは出ている。フットサルは本当に楽しい。親子でもやれるのがいい。お父さんはどうしても試合だけになってしまう。汗をかいて、肩こりも治ります」と笑った。杉本拳一朗君(13)は「ゴールが決まったし、楽しくフットサルができました」と、紅潮した顔で話してくれた。

フットサル賞

 フットサル賞は「ホワイターズ」が獲得した。甲賀市水口町にある「貴生川サッカースポーツ少年団」のメンバーが10チームの親子チームを作ってやってきた。「ホワイターズ」は、その中の1つで岩本久貴さん(33)の家族と山中美由紀さん(44)親子のチーム。岩本凌河君(9)と健志君(6)は入部したばかり。週3回2時間の練習をこなしている。 岩本さんは「ファミリーでやれると言うことでやってきた。こういう場でないと子供とやれるということがないので楽しい」と息を弾ませながら話してくれた。1、2年生のコーチを担当している奥村たき江さん(53)は「年3回、ファミリーフットサルに出るようにしている。親が子供たちにいいところを見せたりできる、こんな大会はいい」と、親子のふれあいの場が作れる機会をこれからも積極的に考えていくという。

フェスティバル賞

 フェスティバル賞には「スポカル栗東」が選ばれた。4年前に設立された総合型クラブでサッカー、フットサル、バレーボール、野球などのスポーツとクッキング教室、子供の勉学の場やイベントなどのカルチャーを行う。今回はサッカー、フットサルの会員が中心のチーム。練習は週1回、月2回のペースで行っている。
 今井努理事長(31)は「この大会は勝負にこだわることがなく、楽しんでみんながでれるのがいい。生涯スポーツということでやれたらいいと思う」と、今後もどしどし参加していく予定だ。フットサル歴3年の塩見由美子さん(41)は「はじめての参加だが、楽しい」と目標の1点はとれなかったけど満足そう。かたわらで朋也君(12)は「2、3点とったよ」と、お母さんの前で胸を張っていた。

 

キリンフットサル教室

 フットサル元日本代表でJFAアンバサダーの相根澄(さがねきよし)さん(35)による「キリンフットサル教室」が行われ、小中学生、お母さんら約120人が参加した。「上手くなりたいと思う人は、そうなれる。代表で活躍している人もそういう人が多い」と相根さん。最初は相根さんが指摘した色に向かって広いピッチをかけまわる遊びや後ろ向きで走ったり、合図でボールの取り合いをしながらゲーム感覚を養う。「見て、聞いて考えることが大事」とのアドバイスも送る。
その後は、相根さんチームと学年別に分かれた子供たちとの実戦。必死にボールを追う子供たちに、相根さんは世界の舞台で鍛えた華麗な足技を披露。子供たちも最後まで真剣に取り組んだ。「一生懸命やる。人の話を聞くということが勉強になった」と、南郷里ファイターズの奥長颯太君(12)と前田雅哉君(12)は口をそろえて話してくれた。

 

文・写真提供:日刊スポーツ

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