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JFAファミリーフットサルフェスティバル2008 with KIRIN スペシャルステージ in 北海道 12月20日に札幌市スポーツ交流施設・つどーむで開催

2008年12月25日

JFAファミリーフットサルフェスティバル2008 with KIRIN スペシャルステージ in 北海道 12月20日に札幌市スポーツ交流施設・つどーむで開催

「JFAファミリーフットサルフェスティバル2008 with KIRIN スペシャルステージin札幌」が12月20、21日、札幌市スポーツ交流施設(つどーむ)で開催された。21日のファミリーの部には道内各地から家族や友だち同士で結成された33チームが出場し、フットサルを楽しんだ。フットサル賞には「イレブン」、フェスティバル賞には「KCSファミリー」、ファミリー賞には「Queen Life Kennel」がそれぞれ選出された。

ファミリー賞

ファミリー賞には千歳から参加した「Queen Life Kennel」が選出された。大人と子どもが一緒になってフットサルを楽しんでいるという同チーム。色鮮やかなピンクのユニホームが、会場でひときわ目を引いていた。

フットサル賞

子どもと大人が一緒になって、同じコートの上で思う存分フットサルの楽しさを満喫してもらうのが、今大会開催の目的の1つ。フットサル賞に選ばれた「イレブン」のチーム代表加藤雄司さん(40)は「とにかく楽しんでいただけなので、まさか賞をいただけるとは思いませんでした」と受賞を喜んだ。同チームは小樽のサッカー少年団に所属する子どもたちとその保護者のチームで、今回が初出場。みんな一緒に楽しく体を動かせる場があればとの思いからチームを結成し、普段から遊び感覚でフットサルを楽しんでいる。
 今大会出場のきっかけは「とても楽しい雰囲気の大会があると聞き、自分たちのチームにピッタリだと思い参加しました」と加藤さん。チームは5年生の子どもたちを中心に構成され、大会前には地元小学校の体育館を借りて練習を積んだ。試合でも子どもは年上の6年生や大人たちに1歩も引けを取らず、伸び伸びプレー。特訓のかいもあり白星を積み重ねて予選リーグを突破した。進出したブロック決定戦では1-1の同点で突入したPK戦で敗れ優勝こそ逃したが、結果には大満足だった。
 今大会を振り返って加藤さんは「聞いていた通りの楽しい大会でした。これからもみんなで純粋にフットサルを楽しんでいきたいですね」と話していた。また、「子どもたちは先輩や大人たちにも負けないプレーができたことで、きっと自信がついたはず」と、子どもが少年団のチームに戻った時の成長に期待していた。

フェスティバル賞

「子ども4人のおかげです」。思わぬフェスティバル賞の受賞に「KCSファミリー」の湖川正司代表(42)は開口一番、子どもたちを褒めた。チームは札幌琴似中央サッカー少年団の親子で形成している。保護者のメンバーの中には同少年団の監督やコーチが入っていないが、父親たちが07年4月に声をかけて結成した。忙しい仕事の中、土、日曜を中心に練習なしで、年間10試合の練習試合で技術と体力を磨いてきた。
 この大会は過去に参加したが賞とは無縁で、今回「全勝優勝」を合言葉に参加した。試合は予選を見事突破。決勝トーナメントも湖川晃君(11)と山中恒太君(10)西尾瞭汰君(10)木村裕也君(12)を中心に得点を重ね、2得点を挙げた母親たちの活躍もありファミリーの部グループ5で見事に優勝を飾った。「日ごろの練習の成果を出せました」と主将の木村君。「来年は連覇を目指します」と湖川代表は力を込めた。

 

キリンフットサル教室

フットサルの楽しさと技術の向上を目的とした「キリンフットサル教室」が、午前と午後の試合の合間に行われた。講師にJFAアンバサダー相根澄さん(35)を迎え、Uー10の部の選手たち約200人が参加。相根さんは子どもたちと「しっかりと話を聞くこと」「常に考えて行動すること」を約束してから教室をスタート。ボールをうまくコントロールするコツや心構えなど、ミニゲームを通じてアドバイスした。教室に参加した拓北サッカー少年団の鈴木駿介君(10)は「(講師の)テクニックがすごかった。自分もまねできるように練習します」と感激していた。

 

文・写真提供:日刊スポーツ

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