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JFAファミリーフットサルフェスティバル2008 with KIRIN スペシャルステージ in 徳島 6月15日に徳島県立鳴門総合運動公園で開催
2008年06月20日
家族、仲間と笑った!楽しんだ!家族のふれあい、ボールを蹴る楽しみを味わうことをテーマに開かれる「JFAファミリーフットサルフェスティバル2008with KIRIN スペシャルステージ in 徳島」が6月15日、徳島県立鳴門総合運動公園で開かれ、リーグ戦とフットサル教室で楽しい1日を過ごした。表彰式では勝敗には関係なく「素鵞サッカースポーツ少年団A」にファミリー賞「MF新堀」にフットサル賞、「FC源内」にフェスティバル賞が、それぞれ贈られた。
「参加者一同はスポーツフェスティバルの趣旨にもとづき、家族の触れ合いとスポーツ仲間とのコミュニケーションをはかり今日一日がんばることを誓います」。開会式では地元徳島、「アンパンまん」チームの白川拓夢君(小6)が力強い選手宣誓を行った。
大会には四国4県から24チーム(徳島14、香川4、高知3、愛媛3)、約270人が参加。下は小学校1年生から上は50歳代のお父さん、お母さんのファミリーチームがカラフルなユニフォームを着けて、リーグ戦やフットサル教室を存分に楽しんだ。午後から雨となったが、Jリーグの公式試合も行われる競技場だけにピッチはすばらしくプレーには全く影響なし。最後まで大きな歓声と笑顔が飛び交い、大いに盛り上がった。
ファミリー賞
「ファミリー賞」を獲得したのは「素鵞サッカースポーツ少年団A」チーム。愛媛の松山から早朝6時半に出発、2時間半をかけてやってきた。今年で創立31年目になるという少年サッカークラブのメンバーと、その両親で2チームを作って参加した。
フットサル賞
「3得点しました」と、満足そうに話す岡部貴大君(小6)の傍らで、お父さんの文彦さん(38)は、「中学からサッカーをやってきた。そして今度は息子がやるようになった。少子化の時代なんで、こんな大会をどんどんやってほしい」と、日ごろは疎遠になりがちな家族の触れ合いを、今回はしっかり楽しんだようだ。またお母さんの麗子さん(38)も「楽しいですね。外から見てるより、中から見ることでいろんなことがわかります」と、収穫はあったようだ。
「フットサル賞」は「MF新堀」チームに贈られた。高知市九反田にある新堀小学校のサッカーチーム「新堀MF」のメンバーと両親で結成。代表者の朴木芳子さん(42)は、「5年前に子供(峻君=中2)がサッカーをやりたいというのでチームを結成しました」と新堀MFの誕生秘話を話してくれた。現在は34人が所属しているが「今回は1年生からずっとやっている子どもたちを中心に連れてきました。こんなすばらしい芝生の上でやれることも少ないし、お父さん、お母さんと一緒にやれることも少ないのでこんな大会はいいですね」と、こちらもこぼれんばかりの笑顔で話してくれた。
フェスティバル賞
「フェスティバル賞」の「FC源内」は、香川県さぬき市の「志度サッカースポーツ少年団」の4年生と6年生が中心のチーム。もう1チーム、5年生が主力の「さぬきFC」と2チームに分かれて参加だ。代表者の西尾和司さん(43)が「ファミリー大会には、ほとんど出ている」というように、他のチームでは“ぶっつけ本番”のお母さんが多い中「今回は2回目です」という福田紀子さん(37)のような経験者は多い。また細谷雄治君(小6)も「大会には結構出ています。普段はお父さんとやるけど、今日はお母さんとできて楽しかった」と、笑顔を見せた。
キリンフットサル教室
リーグ戦の合間に四国リーグの前年覇者で、徳島県リーグ3連覇の実績を持つ「スカイフットサルクラブトランコ」の大西久有監督(28)と選手たちによる「キリンフットサル教室」が開催され、小学生約80人が参加した。「楽しくボールに触れることが一番」(大西監督)ということで、遊び感覚を取り入れた楽しい教室となった。
最初はフットサル特有の基本で大切な足の裏を使ったドリブルとトラップ。次に後ろ向きになりながら足の裏でのドリブル、相手の合図でタイミングを考えながらすばやく前向きに変わる練習だ。さらにパスを足の裏で止めてドリブルに入る。一段階進んでパスを出した人が止めた人の前まで走り、受けた人はその人を交わしてドリブルを行うといったテクニックをしっかり学んだ。後半は10人で1チーム、20人が入り乱れての試合だ。大勢の人のカベを交わしてボールにさわることに必死になるので結構面白い展開が生まれ、みんな楽しそうだった。「北井上」チームの小栗龍太郎君(小6)は「足の裏でのドリブルは勉強になった」と、感想を話してくれた。
文・写真提供:日刊スポーツ