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第9回 平成30年1月8日(月・祝) JFAハウスにて第9回全国医学委員長会議を開催
2018年01月15日
1月8日(月・祝)、JFAハウスにて第9回全国医学委員長会議を開催しました。
日本サッカー協会は、トップ選手の強化とともに、ジュニア選手の底辺の拡大と、健康面の管理、傷害の予防を徹底していきたいと考えています。本会議は、9地域/47都道府県サッカー協会の医学委員会の協力を得て、各都道府県のジュニア選手の医科学面でのサポートを強化していくこととともに、それぞれの医学委員会のより一層の活性化を目的とし開催しています。
スポーツ救命ライセンス講習会講師コメント
古家信介 先生(大阪市立総合医療センター救急科)
スポーツ救命ライセンス講習会は従来の心肺蘇生に加え、あらゆるスポーツ現場で起こりうる傷病(脳振盪、熱中症、アナフィラキシー、窒息)やバックボード搬送の実習も学ぶ事ができる新しい講習会です。2017年1月より開催し、これまでに150名程の方が受講されました。今回の会議を機に、今後もこの講習会が広がってスポーツ現場での様々な事態に対処できる方が増えていくことを願っております。
出席者コメント
島村弘宗 先生(東北/宮城県サッカー協会 医学委員長)
今回2018年度の全国医学委員長会議では、救命講習会が開催されました。2011年、サッカーの練習中に突然命を奪われた元日本代表選手の松田直樹氏の出身校である前橋育英高校が、同日開催の高校サッカー選手権大会で初優勝を飾ったことは、改めて命の大切さを考える機会となりました。松田氏のような突然死を防ぐことも医学委員会の使命であり、今回の会議ではその第一歩が踏み出されたと言えると思います。各都道府県サッカー協会のレベルで、アスレティックトレーナー(AT)や指導者等に適切な救命救急の初動処置を身につけてもらうための方向性が示されたことは大きな意義があると思います。
本城邦晃 先生(京都府サッカー協会 医学委員長)
今回、スポーツ救命ライセンス講習会の各都道府県サッカー協会での開催を支援する体制ができてきたことは、安全実施・救急救命のサッカーファミリ―への普及という目標へ向かって、JFA医学委員会が大きく動きだしたなと感じました。また、アンチ・ドーピング部会によるサプリメント摂取に対する見解が確認できたのも良かったです。昨年設立された栄養サポート部会にも期待しつつ、今後、都道府県サッカー協会へ広められるようなグラスルーツ、育成年代の競技力向上トレーニングなどの話も技術委員会との協力の中で聞ければと思います。
第9回全国医学委員長会議の内容 | |
---|---|
医学委員会からの報告 | JFA医学委員会 委員長 池田 浩 |
JFAアンチ・ドーピング部会からの報告 | JFAアンチ・ドーピング部会 部会長 JFA医学委員会 委員 土肥 美智子 |
高校選手権メディカルチェック報告 | JFA医学委員会 委員 加藤 晴康 |
スポーツ活動中における内因性重大事故に関する調査 J-SPORTSCAR study について |
JFA医学委員会 委員 島田 和典 |
救急救命処置 講義:CPR、AED、熱中症、脳振盪 実技:映像視聴後、体験 |
スポーツ救命プロジェクト メンバー 古家 信介 福島 理文 |
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