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全国のトレーナーを対象とした「スポーツ救命ライセンス講習会」をJFAハウスで開催
2019年03月18日
スポーツ救命ライセンス講習会が3月9日(土)にJFAハウスで開催されました。今回の講習会にはトレーナーの方々に全国からお集まりいただきましたが、熱心に講義に耳を傾け、実技では胸骨圧迫やAEDの使用を行い、グループ内で声をかけあいながら、バックボード(担架)での搬送も手際よく体を動かしている姿が見られました。本講習会の合格者には修了証(3年間有効のライセンス証)が発行されます。また本講習会は、公益財団法人日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーが資格更新のために保有しなければならないBLS(Basic Life Support:一次救命処置)資格取得のための講習会として認定されています。
※講習会開催希望の団体は、公益財団法人 日本サッカー協会技術部宛にメール(jfa-igaku@jfa.or.jp)にてお問い合わせください。
コースディレクターコメント
古家信介 JFAスポーツ救命プロジェクトメンバー
今回のスポーツ救命ライセンス講習会には全国から22名の参加がありました。講義に対しても非常に熱心で、講義と実技に積極的に取り組んでいました。特に実技ではグループに分かれて心肺蘇生やバックボードへの全身固定、搬送について学びましたが、賑やかにディスカッションしながら学んでいる様子が見られました。実際にピッチ内外で起こりうる事象に対応できる事を目指す講習会ですが、さらに内容を良くして実践的なものにしていきたいと考えています。多くの参加者をお待ちしています。
講師・インストラクターコメント
矢倉幸久 さん(北海道サッカー協会医学委員)
本講習会では、講師として「脳振盪」の講義を、またインストラクターとして「CPR」と「AEDの使い方」、および「搬送法」の実技を担当させていただきました。今回の受講者は、翌日のJFAアスレティックトレーナーセミナーに参加される方も多く、選手の健康と安全について意識の高い方々でした。講義ではメモをとりながら熱心に聴かれており、実技でも特に心肺蘇生についてはすでにBLS講習受講歴のある方ばかりでしたので、質の高いスキルを確認されておりました。また、本講習会の特徴でもあるバックボードを用いた搬送法では、お互いに傷病者と搬送者を体験し、安全な体位変換から搬送までを何回も練習し、熱心に学習されておりました。スポーツ現場での突然死を防ぐため、スポーツ救命ライセンス講習会は大変意義のあるものだと思います。北海道でも2019年11月の第1回開催(予定)に向けて準備を進め、その後の本講習会の普及拡大に努めたいと考えております。
受講者コメント
高橋幸 さん(ノルディーア北海道)
所属チーム(ノルディーア北海道)からこの講習会の案内をいただき参加しました。何度かAEDの講習会には参加していましたが、サッカーの現場に特化した内容でとても勉強になりました。特にバックボードでの搬送のバリエーションや、対応時の注意点など細かくご指導いただき、即実践できる内容でした。北海道でも今後開催予定があるということで、自分自身の確認のためにもまた参加させていただきたいと思います。スポーツ救命がもっと、スポーツのフィールドで認知され、広がっていくと良いなと思える講習会でした。ありがとうございました。
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