JFA・キリン レディース／ガールズサッカーフェスティバルは、みんなで仲良く協力しながら、ミニゲーム(少人数の試合)やシュート、パス、ドリブル競争などのプログラムを通して、一緒に汗を流す、とっても楽しい女性限定のプログラムです。２月１日、熊本県のうまかな・よかなスタジアムで5回目のフェスティバルを開催。この日のフェスティバルには、なでしこジャパン監督の佐々木則夫氏、元なでしこジャパン矢野喬子さんをゲストに迎え、サッカーを始めたばかりの小さな女の子や、普段子どものサッカーの応援をするお母さんなども一緒にサッカーを楽しみました。

実施にあたっては、FIFAグラスルーツフェスティバルの考え方を取り入れ、試合だけを行うような従来のレディース／ガールズサッカーフェスティバルと異なり、小さいピッチでの少人数の試合の合間に、初心者でも経験者でも楽しくサッカーのスキルを身につけられる「ステーション」を設けました。JFAナショナルトレセンコーチの松田哉さん、加藤賢二さん、坂田恵さん、嶋田正照さん、北川ちはるさんによるアドバイスのもと、熊本大学、熊本農業高校、東海大学星翔高校、慶誠高校の女子サッカー部員と益城ルネサンス熊本FC選手など、合わせて114名がスタッフとして参加。ゲストやコーチの熱心な指導のもと、誰もが楽しくサッカーに触れることができる、笑顔のあふれる一日となりました。
フェスティバルの最後には全員集合し、特に楽しく参加していた方に対して「レディース賞」「ガールズ賞」「フェスティバル賞」をプレゼント。名前が呼ばれてゲストとともに写真撮影をすると、会場は一気に盛り上がりました。また、特別協賛社であるキリングループからは「キリン賞」をご提供いただき、参加者全員にプレゼントしました。

JFA・キリン レディース／ガールズサッカーフェスティバルは、JFAが掲げる「なでしこビジョン」の具現化の取り組みの一環として、2013年8月3日の大阪府J-GREEN堺会場を皮切りに、全国５会場で開催。初年度は、3,491人の一般参加者と839人のスタッフ、計4,330人の女性がこのフェスティバルを体験しました。本フェスティバルは来年度も全国での開催を予定しています。また、本フェスティバルの開催に加え、JFAでは都道府県サッカー協会が主体となって運営する、年間約200回のJFAレディースガールズサッカーフェスティバルを支援しており、今後も多くの女性にサッカーに触れ、親しみを持ち、プレーを続けていくきっかけを作っていきたいと考えています。

なでしこジャパン 佐々木則夫監督のコメント

これまでの5会場、全てに参加させていただきました。子どもから大人まで、楽しくサッカーを楽しむことが出来ました。こういった活動がもっと数多く各地で開催されることを願っています。女性がサッカーをする場はまだまだ足りません。都道府県の皆さんのご協力を得ながら、女の子がサッカーに触れる環境をもっと作っていく必要があると感じています。
日本の女性がサッカーという競技に適しているということを、なでしこジャパンは示してくれました。サッカーは男子のものだけでありません。サッカーに触れ合って楽しんで、そしてアスリートとして頑張ってくれれば嬉しいです。サッカーは足を使うスポーツ。なかなか簡単にはうまくならないかもしれませんが、我慢強く継続することで、一歩、そして二歩、なでしこジャパンに近づいていくと思います。

実施概要

くまモンブログ