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[都道府県サッカー協会取り組み紹介]第1種の取り組み(滋賀県サッカー協会)
2014年06月02日
各都道府県サッカー協会の方針や活動内容を、「シニア」「第1種」「第2種」「第3種」「第4種」「キッズ」「女子」「フットサル」「ビーチサッカー」「審判委員会」「施設委員会(環境整備)」「技術委員会」の12テーマの下、ご紹介します。全国でどのような活動が行われているのか、この機会にぜひご一読ください。
今回も引き続き、第1種の取り組みをご紹介します。
※以下の寄稿記事はJFA news 5月号「REGIONAL NEWS」コーナーにも掲載されています。
第1種の取り組み~滋賀県サッカー協会
光吉英宣 滋賀県サッカー協会第1種委員長
「10年後の国体開催に向けて」
滋賀県では一時期、社会人チームの登録数が大幅に減少しましたが、ここ数年は登録抹消チーム数と新規登録チーム数がほぼ同数となっています。今後、いかにして登録チーム数を増やし、サッカーファミリーを拡大させるかが大きな課題です。
チームが登録を抹消する理由は、選手の高齢化の影響が大きく、県リーグでは体力的にも厳しくなり、試合が面白くないといった意見が聞かれます。そこで数年前から、県リーグに所属していたチームを中心に声を掛け、O-35リーグを立ち上げて、土曜日にナイターで気楽にサッカーを楽しめる環境を整備しました。まだチームが少なく、選手登録にまでは至っていませんが、これを契機にシニア年代のサッカーにつなげ、サッカーを生涯スポーツとして継続できるような環境を整備していきたいと考えています。
また、本県には全国で唯一Jリーグを開催できる競技場がありません。県内では、日本フットボールリーグ(JFL)に所属するMIOびわこ滋賀や関西リーグディビジョン1所属のレイジェンド滋賀FCがJリーグ入りを目指して活動していますが、競技場がないことで活動の幅が限られていました。しかし2024年度の国体開催が決定。行政主導ではあるものの競技場の建設について話し合いが行われており、Jリーグの開催が可能な競技場が現実のものになってきました。(写真は、第18回滋賀県サッカー選手権大会準決勝。国体の開催に向けて、サッカーを取り巻く環境も改善していく。)
幸いにも本県は、通勤圏内の京都や大阪で行われるJリーグや日本代表戦などの試合に足を運べる環境にありますが、やはり地元でトップレベルの試合が開催され、より気軽に見に行くことができる環境があれば、育成年代の選手たちにとってもサッカーファンにとっても非常に喜ばしいことです。10年後の国体開催をきっかけに、多くの人々がサッカーに関わり、また、サッカーを継続してプレーできる環境を創り出すことが、われわれに課せられた使命だと考えています。
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