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JFAファミリーフットサルフェスティバル2012 with KIRIN スペシャルステージ in 神奈川 6月17日に日産スタジアムで開催

2012年06月22日

JFAファミリーフットサルフェスティバル2012 with KIRIN スペシャルステージ in 神奈川 6月17日に日産スタジアムで開催

「JFAファミリーフットサルフェスティバル2012 with KIRIN スペシャルステージ in 神奈川」が6月17日、日産スタジアムで行われた。32チームが参加、梅雨の最中だったが太陽も顔をのぞかせ、汗ばむほどの陽気となった。子どもと大人が同じフィールドで1つのボールを追い掛け、ファミリーでフットサルを楽しんだ。

ファミリー賞

ファミリー賞を獲得した(新)頑固オヤジは釘島良太代表(41)一家と及川博明さん(41)、及川さんの子供の秀虎君(10)、井川宏之さん(42)の計8人からなるチームだ。この日、釘島代表が大会の運営に関わることになり、釘島さんの社会人サッカーチームの同僚だった井川さんと及川さんが助っ人として参加した。
 井川さんにMVPを聞くと、3得点の秀虎君を挙げた。秀虎君は「ドリブルが好きです。将来はメッシみたいになりたい」と話した。井川さんは「子供たちの活躍で、大人は楽をさせてもらいました」と振り返り、「最後まで諦めずに、ボールを追いかけてほしい」と子供たちへの思いを話した。
 また、「女性が一人は出場している」というルールがあることから、チーム唯一の女性である釘島一恵さん(36)はフル出場。週に一度、子供たちのサッカーチームのお母さんたちでフットサルをしているという一恵さんだが「本当に疲れました。ただ、1点決められて良かったです」と笑顔で汗を拭った。「みんなで一緒にプレーできて楽しかったです。子供たちにはこれからもサッカーを続けていって欲しい」と話し、笑顔で会場を後にした。

フットサル賞

横浜キッズSCは3回目の出場で、フットサル賞を手に入れた。チーム構成は横浜市都筑区にある小学校のクラブチームの6家族20人。チームは06年に川野修司コーチ(35)や滝和浩コーチ(51)らが立ち上げ、現在は60人のメンバーがいる。この日は特別な意味を持った日だった。滝氏が7月2日に広島への転勤が決まっていて、これがラストマッチだった。みんなの合言葉は「滝コーチを勝利で送り出そう」だった。もちろんフットサルを楽しむことが大前提になっていた。2戦2勝で迎えた第3試合では、千葉裕太(小6)がゴール前のこぼれ球を押し込んで先制。「コーチのために点を取れてうれしい。将来はネイマールのように足業のすごい選手になって海外でプレーをしたい」と喜んだ。川野コーチにとっても因縁の深い競技場で、10年の10月にここで結婚式を挙げている。「今回は賞をいただきうれしさも格別です」と満足げだった。

フェスティバル賞

フェスティバル賞を獲得したKAZU SOCCER CLUB(Beauty)は「パフォーマンス重視で、目いっぱい楽しむことがモットー」(田口亜弓代表)。昨年は1チームだったが、今年は2チームが参加した。全員が顔に思い思いのペイントを施し、試合のない時はかぶり物をして陽気に楽しんだ。横浜市鶴見区にあるサッカースクールの家族で、かわいいお母さん(Pretty)ときれいなお母さんのチームに分かれた。Beautyは7家族15人の構成。子どもの学校はバラバラだがすべて3年生。フットサルに取り組んだのは1カ月前。この日は勝ち星なしの2敗1分け。田口代表は「負けず嫌いの軍団なので、何とも悔しい限りです」と歯ぎしりした。幼稚園児から中学生までの約280人を指導する三部太コーチ(42)は「サッカーは教え込んでもダメ。自分で考えてプレーをするように指導しています」と話した。

キリンフットサル教室

ゲームの合間を利用して「キリン フットサル教室」が行われた。小学生以下の約150人が参加。これに芸能人フットサルチームの「ガッタス・ブリリャンチスH.P(えいちぴー)」の吉沢ひとみ、石川梨華ら9人がスペシャルゲストとして加わった。同チームは今年がちょうど10周年。日本サッカーの応援サポーターとして活躍している。吉沢の「元気に行きましょう」の声で、教室がスタート。まずは子どもたちが7~9人でチームを編成し、ボールを持ってダッシュ。リレーしていく。次はドリブルしながら目標物を回ってリレー、スピードを競い合う。ウオーミングアップで汗を流したあとは、いよいよお待ちかねのミニゲーム。子どもたちは1チーム約15人、ガッタスは約半分。足に覚えのあるガッタスのメンバーだが、たちまち子どもたちに取り囲まれて身動きが取れない。計9試合が行われ、子どもたちの圧勝。子どもたちは大喜びだった。

 

キリンビバレッジ(株) 横浜支社長 千葉 修一さん


ゲームを観戦したキリンビバレッジ千葉修一横浜支社長(53)は「体を一緒に動かしながら、家族で対話ができる。しかもスタジアムは最高、うらやましい限りですね」と目を細めた。横浜には4月に着任したばかり。宣伝担当が長く、日本代表が出場する試合の支援を約9年間行ってきた。「昔は本大会に出られるかどうかが焦点でしたが最近は出て当たり前、どこまで上位に行けるかに変わってきています。キリングループは78年から日本代表を応援していますが、次のステップにきていますね」という。横浜・山手地区はキリンビールの発祥地ということもあり、縁も深い。千葉氏は「皆さんにキリングループの商品をかわいがっていただいています。そういう意味で横浜でこのようなイベントが開かれることは有意義で、これからも笑顔や元気を提供していきたい」と話した。

文・写真提供:日刊スポーツ

 

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