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都道府県サッカー協会取り組み紹介-第3種の取り組み(岩手県サッカー協会)
2014年07月22日
各都道府県サッカー協会の方針や活動内容を、「シニア」「第1種」「第2種」「第3種」「第4種」「キッズ」「女子」「フットサル」「ビーチサッカー」「審判委員会」「施設委員会(環境整備)」「技術委員会」の12テーマの下、ご紹介します。全国でどのような活動が行われているのか、この機会にぜひご一読ください。
今回から第3種の取り組みをご紹介します。
※以下の寄稿記事はJFA news 7月号「REGIONAL NEWS」コーナーにも掲載されています。
第3種の取り組み~岩手県サッカー協会
「さらなる向上を目指して」 門下俊徳 岩手県サッカー協会3種委員長
岩手県の3種登録チームは、中学校体育連盟(以下、中体連) 82チーム、クラブ連盟9チーム、その他登録3チームの合計94チームとなっています。
昨年は、第44回全国中学校サッカー大会において、奥州市立東水沢中学校と遠野市立遠野中学校の2チーム(写真)がそろってベスト8に進出するという快挙を成し遂げました。どちらのチームも決勝に進出したチームに惜敗しましたが、見事な戦いぶりを見せてくれました。
さて、本県のU-15リーグの状況としては、「東北U-15みちのくリーグ」の北ブロックに4チームが所属し、今年度で6回目を迎えた「岩手県U-15リーグ」には、1部に8チーム、2部に7チーム×2ブロックが所属しています。また、3部は、県内を7つのエリアに分けて、72チームが競い合っています。原則として、自動昇降格により次年度の所属チームを決定しており、回を重ねるごとに所属チームによる自主運営が定着してきています。
課題としては、チームのレベルが揃わず、実力伯仲のリーグになっていないことと、U-13リーグの整備がなかなか進まないことが挙げられます。
これらの課題を改善し、拮抗したリーグを構築するための方策として、現在、指導者講習会を年2回開催して3種年代の課題を共有する取り組みを行っています。しかし、U-13リーグの整備については人数不足で整備が進んでいないのが現状です。U-13年代の公式試合の場を確保するために、サテライトリーグに形を変えて実施するなどの工夫が必要になると考えています。
今後、さまざまな課題を改善しながらさらなる向上を目指し、岩手から日本、そして世界に羽ばたく選手の育成を図っていきたいと思います。