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都道府県サッカー協会取り組み紹介-女子の取り組み(広島県サッカー協会)
2014年11月10日
各都道府県サッカー協会の方針や活動内容を、「シニア」「第1種」「第2種」「第3種」「第4種」「キッズ」「女子」「フットサル」「ビーチサッカー」「審判委員会」「施設委員会(環境整備)」「技術委員会」の12テーマの下、ご紹介します。全国でどのような活動が行われているのか、この機会にぜひご一読ください。
今回は女子の取り組み紹介の4回目となります。
※以下の寄稿記事はJFA news 10月号「REGIONAL NEWS」コーナーにも掲載されています。
女子の取り組み~広島県サッカー協会
「新クラブ「アンジュヴィオレ広島U-18」の発足」
猫島栄治 広島県サッカー協会女子委員長
将来のなでしこリーグ入りを目指して地域社会に夢・希望・感動を共有できるチームを未来に向かってつくっていくことを目的に、NPO法人広島横川スポーツ・カルチャークラブが2012年、「アンジュヴィオレ広島」を発足させました。広島県内外から志を共にする選手が集い、初年度に県リーグ、翌年度には中国リーグを制覇。創設3年目でチャレンジリーグ入りを果たしました。
2014年4月には、本県の女子サッカーの普及や育成につながるチームづくりを目指して、アカデミーチームとして「アンジュヴィオレ広島U-18」が立ち上がりました。U-18(高校生以下)とはいえ、現在所属する選手の多くは中学1年生です。コーチの柴村和樹さんは、「広島県では、サッカーが好きな少女が中学生以降も活動できる場が多いとは言えない。サッカーを始められる環境、続けられる環境、本気で頑張れる環境、それぞれを充実させられるよう努力していきたい」と話しています。また、「アンジュヴィオレ広島U-18というチームが彼女たちにとって大きな選択肢の一つになれるように活動していきたい。所属選手には、自分から考えて行動することを常に求めている。自分がプレーできるのが周りの人たちがどう関わっているからなのかをしっかりと理解し、何を一生懸命にやらなければならないのかを表現できる選手に育てること。それが本県女子サッカーの普及や育成につながっていくと信じて、その一助を担っていきたい」と抱負を述べています。
2014年8月に行われた「平和祈念広島国際ユースサッカー2014」では、広島県女子委員会がU-12年代の女子を対象に開催した「女子サッカーひろば」を、アンジュヴィオレ広島U-18の選手たちがサポートしました。その場に集まった選手たちでサッカーを楽しむ企画で、小学生女子にサッカーをする楽しさと「もっとしたい」という気持ちを育むことを目的に行われました。参加した選手たちからは、同世代の仲間とサッカーを楽しむ充実感が伝わってきました。
広島県サッカー協会は、今後もこのような新たな取り組みができるチームを県内に数多く作り、県女子サッカーの底辺拡大を目指しています。
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