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『JFAnews』11月情報号の特集は、「世界に通用する選手の育成」
2014年11月17日
日本サッカー協会(JFA)が、「JFAエリートプログラム」を立ち上げてから今年で11年が経ちました。2006年には「サッカーによる真の国際人の養成」を目的にJFAアカデミー福島を、09年には熊本宇城校を、12年には大阪・堺にアカデミーを創設。一方、Jリーグも参加条件の一つとして、1種(トップ・サテライト(当時)、2種・3種・4種チームを保持しなければならないことを挙げており、各クラブはこれまで長年にわたって有能な人材を輩出してきました。
今号は、12月号と2号にわたって、「世界に通用する選手の育成」をテーマに、一流の選手を育てていくための指針や取り組みをお伝えします。
まずは、JFAがエリート育成に着手した経緯や理想とする選手像、トレセンの変遷、キッズ年代からの一貫したエリートシステムなどについてレポートしたあと、東京都サッカー協会、三重県サッカー協会、Jクラブからは、柏レイソルと清水エスパルスの活動をご紹介。さらに、山口隆文JFA技術委員長(育成担当)を座長に、東京都協会育成部会の坂井千明部会長、三重県協会の城利英技術委員長、柏レイソルの増本伸弘アカデミーダイレクター、清水エスパルス育成部の伊達倫央部長の4人が参加し、「エリート育成」について座談会を開催しました。その内容を今号と次号、2回にわたってお届けします。
第一弾の今回は、“エリート”の概念からトレセンの活動内容、Jクラブのアカデミーの指針、アカデミー生と学校や保護者との連携、指導者の重要性などについて活発な議論が交わされました。選手育成に携わる関係者には是非とも読んでいただきたい企画です。
もう一つの注目記事は、「フットボール、その可能性と未来」と題した特別企画。田嶋幸三副会長がグラーツ(オーストリア)に赴き、元日本代表監督のイビチャ・オシムさんと、サッカーが持つ大きな力やアジアサッカーのポテンシャル、日本サッカーの未来について語り合いました。分裂した三つの民族がオシムさんの尽力によって融和を図り、今年のFIFAワールドカップ出場を果たした逸話は、皆さん、ご存知かと思います。日本サッカーの目指すべき在りようやサッカーの可能性をオシムさん独自の視点と鋭い舌鋒で切り込んでいます。
そのほか、キリンチャレンジカップ2014のジャマイカ戦、なでしこジャパンとカナダ女子代表の国際親善試合、AFC U-19選手権ミャンマー2014、天皇杯、国体などの国内外の試合を振り返るとともに、U-19日本代表チームを率いた鈴木政一監督、第17回アジア競技会でU-21日本代表の指揮を取った手倉森誠監督にもインタビューしています。
連載企画の「Voice」は、JFAの松崎康弘常務理事/フットサル委員会委員長がJFA2020年のFIFAフットサルワールドカップ招致に立候補した愛知県の取り組みや大会招致への期待、フットサルの可能性について語っています。
そのほか、フットサル日本代表のミゲル監督の「Futsal for all」や川俣則幸GKプロジェクトリーダーの「ゴールキーパーを楽しもう!」、「国立とサッカー」などなど。「私の原点」は、浦和レッズで20年にわたって活躍し、700を超える試合に出場した山田暢久さん(現、浦和レッズ強化部スタッフ)にご登場いただきました。レッズサポーターはお見逃しなく!
次号は12月18日発売予定で、「世界に通用する選手の育成」の第2弾です。お楽しみに。
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