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都道府県サッカー協会取り組み紹介-ビーチサッカーの取り組み(茨城県サッカー協会)
2014年12月22日
各都道府県サッカー協会の方針や活動内容を、「シニア」「第1種」「第2種」「第3種」「第4種」「キッズ」「女子」「フットサル」「ビーチサッカー」「審判委員会」「施設委員会(環境整備)」「技術委員会」の12テーマの下、ご紹介します。全国でどのような活動が行われているのか、この機会にぜひご一読ください。
今回から4回にわたり、ビーチサッカーの取り組みをご紹介します。
※以下の寄稿記事はJFA news 12月号「REGIONAL NEWS」コーナーにも掲載されています。
ビーチサッカーの取り組み~茨城県サッカー協会
市毛和夫 茨城県サッカー協会フットサル委員長
「ビーチサッカーの発展を目指して」
茨城県は、2006年から始まった「全国ビーチサッカー大会」の関東大会を12年までひたちなか市の阿字ヶ浦海岸で、13年からは鹿嶋市の平井海岸で開催しています。鹿嶋市の「WHIZKID」が毎年参戦し、関東の強豪チームに混じって健闘しています。
鹿嶋市は現在、全国大会を招致しようと市を挙げて取り組んでいます。今年はビーチサッカーピッチ2面とアップエリア、ビーチバレーコート2面を常設し、夏季は無料で開放して誰でも利用できる環境を整えました。12年からは同市が主催する「アントラーズカップ・かしまビーチサッカー大会」もスタート。今年は規模を拡大し、2日間の日程で18チームが参加して盛大に行われました。また、本年度より「関東ビーチサッカーリーグ」も始まり、会場のひとつである平井海岸では同市の協力のもとスムーズに開催されました。
今年7月には、平井海岸でビーチサッカー日本代表のマルセロ・メンデス監督によるクリニックも行われました。代表を目指す選手たちが熱心に指導を受け、今後の成長につなげました。
県協会ではこれからも、より一層充実した大会運営を目指して鹿嶋市との連携強化に努めていきます。また、県大会だけでなくローカルの大会なども積極的に開催し、多くの選手にプレーの機会を提供して、ビーチサッカーを支える底辺の拡大を促したいと考えています。
ただ、課題の一つとして砂の質の改善が挙げられます。上質の砂を購入し、全国大会が開催できる環境づくりを進めていく必要があります。また、広く一般にビーチサッカーの魅力を伝え、選手やサポーターを増やすことも重要です。審判員が不足しているため、現在はフットサル審判員が兼任していますが、今後はサッカー審判員も含め、審判員の育成にも力を注いでいきたいと思います。
ビーチサッカーは、砂のピッチさえあれば気軽にできるスポーツです。鹿嶋市にできた素晴らしい施設を活用して、多くのチーム・選手たちにビーチサッカーを楽しんでもらいたいと思います。また、本県には海岸も多いので、さらにピッチが設置され、サッカーやフットサルと同様、ビーチサッカーがますます盛り上がることを期待しています。
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