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都道府県サッカー協会取り組み紹介-施設委員会の取り組み(和歌山県サッカー協会)
2015年02月23日
各都道府県サッカー協会の方針や活動内容を、「シニア」「第1種」「第2種」「第3種」「第4種」「キッズ」「女子」「フットサル」「ビーチサッカー」「審判委員会」「施設委員会(環境整備)」「技術委員会」の12テーマの下、ご紹介します。全国でどのような活動が行われているのか、この機会にぜひご一読ください。今回から4回にわたり、施設委員会の取り組みをご紹介いたします。
※以下の寄稿記事はJFA news 2015年2月号「REGIONAL NEWS」コーナーにも掲載されています。
施設委員会の取り組み~和歌山県サッカー協会
田中克紀 総務委員会委員長
地域密着型の施設拡充と環境整備の推進
和歌山県サッカー協会では、施設や環境の整備に関する事業を総務委員会が所管しています。
2010年、日本サッカー協会(JFA)の助成をうけて西牟婁郡上富田町にフットボールセンターを開設。各種大会の会場としてだけでなく、なでしこジャパンのキャンプ地としても利用されるなど県サッカーの拠点として広く認知されてきました。
現在は主に、このフットボールセンターを含む県内7ヶ所の天然芝と3ヶ所の人工芝のグラウンド施設を大会の会場として利用しています。しかし、他競技団体との調整が必要で、十分な施設数とは言えず、さらなる施設の拡充と既存グラウンドの環境整備(芝生化)が求められています。
フットボールセンター新設の推進
2015年度は、「JFAサッカー施設整備助成事業」による助成対象事業を図るべく、各自治体に対して積極的に働き掛けていきます。9月から10月にかけて本県で第70回国民体育大会および第15回全国障害者スポーツ大会が開催されますが、各自治体や企業、県民の皆さんは地元の活性化に期待しており、日ごとに開催ムードが高まっています。これを契機にフットボールセンターが地元にもたらす効果について全国の成功事例とともに紹介し、フットボールセンター新設に向けた理解と協力を働きがけていきたいと考えています。
JFAグリーンプロジェクト事業の推進
大会の会場となっている施設の大半はクレーグラウンドであり、普及・強化・育成の観点からも環境の整備は大きな課題です。サッカーファミリーレベルで取り組める活動として「ポット苗方式芝生化プロジェクト事業」の推進にも力を入れていきます。この事業は単に芝生化が実現するだけではなく、実際の苗植え作業や管理運営などにおいて、人と人との触れ合いが生まれ、サッカーファミリーの拡大にもつながります。
大会の融合と共催による施設の有効活用
限られた施設を有効に活用するため、種別を超えた大会開催(大会の融合と共催化)の可能性も含めて各種別委員会に提案していきます。経費の節減や運営スタッフの負担軽減のほか、世代や性別、ハンディキャップの有無を超えたサッカーファミリーの輪が育まれ、新たなコミュニティーの誕生も期待できます。
これからも施設の拡充、環境整備に取り組みながら各種別大会を充実させるとともに、全国から多くの皆さんに来県いただき、サッカーの普及、地域の活性化に役立てるよう努めてまいります。