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都道府県サッカー協会取り組み紹介‐第3種の取り組み(香川県サッカー協会)
2015年08月17日
各都道府県サッカー協会の方針や活動内容を、「シニア」「第1種」「第2種」「第3種」「第4種」「キッズ」「女子」「フットサル」「ビーチサッカー」「審判委員会」「施設委員会(環境整備)」「技術委員会」「障がい者サッカー」の13テーマの下、紹介しています。全国各地でどのような活動が行われているのか、この機会にぜひご一読ください。
今回も引き続き第3種の取り組みを紹介いたします。
※以下の寄稿記事は、JFA news2015年7月情報号「REGIONAL NEWS」コーナーにも掲載されています。
第3種の取り組み~香川県サッカー協会
熊田明彦 理事/第3種委員会 委員長
「県の特徴を生かしてリーグの発展に取り組む」
香川県の第3種登録数は、中学校体育連盟(中体連)チームが 48、クラブチームが 8の計56チームとなっています。全国的に見れば小さな県でありチーム数も少ないのですが、それらをプラスに捉え、県全体で U-15年代選手の強化や指導者の育成に取り組んでいます。
2006年から取り組んでいる本県のU-15リーグは現在、「四国U-15クローバーリーグ」に3チームが所属し、「香川県U-15Kリーグ」は1部が10チーム、2部が8チーム×2ブロック、3部が7または8チーム×4ブロックで構成されています。チームからの要望やこれまでの反省などを踏まえて、二つの取り組みを始めています。
一つ目の取り組みは「実力が拮抗したゲームの展開」の実現です。そのための方策として、半期ごとに2部・3部間で自動昇降格を実施しています。これによりチームレベルが揃い、切磋琢磨できるリーグになるとともに、チームおよび選手が具体的な目標を意識して試合に臨むことにつながっています。二つ目の取り組みは「試合経験・機会の充実」で、3部においてリーグ対戦相手の広域化を図りました。以前は県を4つに分けてブロックを編成していましたが、現在はこれを2つに変更し、さまざまな地域のチーム同士での対戦・交流を可能にしました。約2時間で県内を横断することができる本県ならでは取り組みであり、チームや選手、保護者の理解と協力のもと実施することができています。さらに、3年前にU-13リーグを発足し、U-13年代の強化も進めています。
指導者育成にも力を入れ、年2回、「3種指導者講習会」を開催しています。ここでは特に中体連チームの指導者の育成・交流を目的に、各年代の県トレセンスタッフが「ポゼッション」「守備」「崩し」などからテーマを設定、指導実践を行いながら練習メニューの紹介や解説を行います。指導者たちが実際にプレーし選手の立場に立つことで、自己の指導を振り返ったり、新たな発見をしたりする充実した機会になっています。回を重ねるごとに、チームの指導に生かそうとビデオで撮影したりメモを取ったりして熱心に学ぼうとする指導者が増えています。
香川県から日本、そして世界で活躍できる選手の育成を目指して、今後もさらなる向上を図っていきます。