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明治安田生命Jリーグチャンピオンシップ 決勝 サンフレッチェ広島がチャンピオンに
2015年12月06日
12月5日(土)にエディオンスタジアム広島で、明治安田生命Jリーグチャンピオンシップ決勝 第2戦「サンフレッチェ広島 vsガンバ大阪」が行われました。
明治安田生命Jリーグチャンピオンシップ決勝 第2戦
サンフレッチェ広島 1-1(前半0-1、後半1-0)ガンバ大阪
第1戦を3-2で勝利した広島が優位な立場で迎えた第2戦は、序盤から逆転勝利を狙うG大阪のペースで進みます。8分には大森晃太郎選手が惜しいヘディングシュートを放ち、12分には阿部浩之選手が強烈なボレーで広島ゴールを襲います。そして27分、遠藤保仁選手のCKから今野泰幸選手がチャンピオンシップ3試合連続ゴールとなるシュートを叩きこみG大阪が先制。1-0で前半を折り返します。
トータルスコアで3-3としながらも、アウェイゴールの差でビハインドを負ったままのG大阪は後半も攻勢に出ます。しかし、広島は粘り強い守備でこれに応戦。さらに選手交代を機にスピード感を増した攻撃陣が、鋭いカウンターを仕掛けます。そして76分、途中出場の柏好文選手の右からのクロスを、こちらも途中出場の浅野拓磨選手がヘッドで合わせ同点に。その後、G大阪のパワープレーも落ち着いていなし、1-1のままタイムアップ。トータルスコア4-3でG大阪とのチャンピオンシップ決勝を制し、広島が2年ぶり3度目のJ1リーグ王者に輝きました。
なお、優勝した広島は12月に日本で開催されるFIFAクラブワールドカップ ジャパン 2015に開催国代表として出場。オークランド・シティーFC(オセアニア代表)と開幕戦を戦います。
監督コメント
森保一 監督(サンフレッチェ広島)
できればホームで勝ってチャンピオンシップの優勝を決めたいと思っていました。サポーターの皆さんに勝利をお届けできなかったですが、何とか引き分けに持ち込んで優勝を決められて本当に良かったと思います。そして我々を応援してくださる全ての皆さまに、感謝の気持ちをお届けできて本当に良かったと思います。ゲームに関しては、今年のうちの試合を象徴しているような内容だったと思います。
前半からガンバさんは勝たないといけない状況の中で前から圧力をかけてきて、うちの選手もだいぶ硬さが見られた中で押し込まれ、耐える時間は長く、1失点をしてしまいましたが、2点、3点取られる流れだったかもしれない中でも何とか耐えるところは耐えて、自分たちに流れに持って行き、柏から浅野へのゴールにつながったのかなと思います。選手たちは前半にガンバさんの圧力を感じていたと思いますが、ハーフタイムのロッカーで、もっと自分たちができるだろうと、自分たちの持っている力を出し切っていこうと臨んでくれたことが、1-1に追い付く結果につながったと思いますし、追加点を与えることなく試合を終えられ、優勝に結び付いたと思っています。
今日はサポーターの皆さんの後押しで、選手が集中力を切らさずに、ヘロヘロになっても戦い抜けたことは間違いないと思います。今日は「広島力」で優勝を決められたと思っています。
長谷川健太 監督(ガンバ大阪)
まず、森保監督、広島の選手、サポーターに「おめでとう」と心から言いたいと思います。ガンバのサポーター、選手には最後の最後まで試合をあきらめず、もう一歩のところまで声援、またプレーをしてくれたことを感謝したいです。
今日は先制点がカギになると思っていて、本当に素晴らしい戦いを前半にできて、先制点を取ることもできました。後半、倉田、パトリックを前に、宇佐美を左に入れて、ずっとやってきた形で点を取れなませんでした。浅野も難しいシュートを決めてきました。もう少し落ち着いてやれればというところでしたが、2点取らなければという中でうまくいきませんでした。この日程の中で選手は本当によくプレーしてくれたと思っていますし、(リーグ最終節に)4位から滑り込んで3位になって、チャンピオンシップ決勝のこの2試合、選手は気持ちを前面に押し出してプレーをしてくれましたし、本当にチャンピオンシップで素晴らしい戦いをしてくれたと思います。
結果だけ見れば、ファーストレグの退場、逆転が響いたと思います。ヒートアップしてもいいけれどオーバーヒートはしないように、メンタルの部分も鍛え直して天皇杯に向けて準備をしていきたいと思います。
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