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都道府県サッカー協会取り組み紹介‐ビーチサッカーの取り組み(広島県サッカー協会)
2016年01月25日
各都道府県サッカー協会の方針や活動内容を、「シニア」「第1種」「第2種」「第3種」「第4種」「キッズ」「女子」「フットサル」「ビーチサッカー」「審判委員会」「施設委員会(環境整備)」「技術委員会」「障がい者サッカー」の13テーマの下、紹介しています。全国各地でどのような活動が行われているのか、この機会にぜひご一読ください。
今回も引き続き、ビーチサッカーの取り組みをご紹介いたします。
※以下の寄稿記事は、JFAnews2015年12月情報号「REGIONAL NEWS」コーナーにも掲載されています。
ビーチサッカーの取り組み~広島県サッカー協会
吉池文夫 広報委員長
《まずは底辺の広がりを「広島県のビーチサッカーの現状」》
●唯一、継続して活動するのは県北のチーム
風光明媚で温暖な気候の瀬戸内海に面している広島県ですが、継続してビーチサッカーの活動をしているのは、県北の三次市に本拠を置くフットサル登録チームのQUERELGA(ケレルガ)が唯一のチームです。
元は社会人サッカーチームでしたが、部員数が減り、フットサル主体の活動に変わりました。同チームの児玉準太代表は、ビーチサッカーを始めた理由を「山間部にいるからこそ、ビーチサッカーの魅力にひかれた」と話しています。同チームは4年前から全国ビーチサッカー大会中国予選に出場し、プレリーグを含めて3回、中国ビーチサッカーリーグに参加しています。
三次市にはビーチサッカーの施設や環境はなく、瀬戸内海や日本海沿いの海岸へ出かけ、また、フットサルの練習でビーチサッカーボールを使うなど工夫して活動しています。
今年11月に第1回ビーチサッカー地域リーグチャンピオンシップが行われた埼玉県越谷市にも海はありません。「われわれも地元にビーチサッカー施設をつくる参考にしよう」と、施設のある越谷市や長野県駒ケ根市から情報を収集し、環境づくりに向けて積極的に取り組んでいます。
●坂町でビーチサッカーフェスティバル
11月21日(土)、22日(日)の両日、広島市と呉市の中間にある安芸郡坂町で、「ビーチサッカーフェスティバル2015 inベイサイドビーチ坂」が開催されました。このイベントは、本協会や連盟ではなく、ビーチサッカーチームのプラシア山口が中心となって企画・運営に当たりました。
好天に恵まれ、中国5県に加えて滋賀、大阪、福岡からも参加があり、2日間合わせて45チームが集結。フェスティバルは、一般・初心者・ジュニアの3カテゴリーに分かれて、それぞれ盛り上がりを見せました。九州、中国、関西のリーグ選抜対抗戦ではレベルの高い試合を間近に見ることができました。広島県内からは29チームが参加し、ビーチサッカーへの関心は高まりつつあるようです。
広島県のビーチサッカーは、まだ底辺の広がりがありません。中国地域の先駆者である岡山県、日本代表選手を擁する強豪チームを持つ山口県、広島県のパイオニアであるQUERELGAなど、ビーチサッカーに関わる人々のアドバイスを受けながら、広島県にビーチサッカーを定着させるべく活動をしていきたいと考えています。
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